無料添削デザインスクール #19「お花見お弁当販売バナー」
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添削
お花見弁当販売のバナーですね。
ピンクと桜の枝が入っていて、春らしさは出ていると思います。
■まずはレイアウトから作る
現状のバナーをワイヤーに落とし込みました。
デザインに入る前にレイアウトをまずザックリ決めましょう。
レイアウトを決めてからデザインを作ると効率的で作業も早くなります。
グレーのワイヤーで作ると写真の感じが分からないので、素組みのように写真や文字をとりあえず置いてみるのもいいです。
最初の段階では細かいデザインは入れずに、何パターンかレイアウト違いを作ります。
その中で変なところなどを直します。
WEBは基本左から右に読む横文字が多いので、縦置きにすると文字の読む方向がごちゃごちゃになります。
大きなブロックとして縦読みと横読みをまとめてあげると見やすくなります。
色々レイアウトを作ってからデザインを作るのと、デザインを作りながらレイアウトを考えると、制作にかかる時間が格段に違います。
方向性もぶれてしまうので、レイアウトを作って、途中で迷ったらレイアウトに戻るのもいいです。
実際の現場では、レイアウトが決まらない段階でデザインを作らないというデザイナーもいます。
早く作りたいからとレイアウト飛ばしてデザイン作ると、変なものができあがることが多いです。
ディレクターからいきなり仕事をフラれても、まずはレイアウトから作るといいです。
早く作りたい時こそベースのレイアウトをしっかり作ると時間を節約になります。
その浮いた時間でもっとデザインを作りこめます。
ノロノロとレイアウト作っていると怒られますが…
デザイン作る時も、いきなり本番というよりは、写真を入れてフォントを決めて、イラスト使うならイラスト入れてみて。
一気に作らずに簡単なところから作り、全体の雰囲気を見ながら決めるといいです。
途中でイマイチだと思ったら、別のレイアウトを試しに作ってみる。
ダメなものを作るのもデザインの仕事です。
作ってみて、ダメだと分かったことも収穫なので、もっと良いものを作るのに失敗作は絶対に必要です。
もしかしたら失敗だと思っていたレイアウトが綺麗に作れる時もあるので。
■迷ったらそろえる
文字要素に色を付けました。
左下の日付は左揃えになっているのですが、右のタイトル回りがガチャガチャしています。
まとまりのなさは、そろっていない文字などから来ているように見えます。
迷ったらとりあえずそろえてみるといいです。
そろえるだけできれいな感じにはなります。
ただ堅い印象が大きく出るので、そこは商品やデザイントーンに合わせて崩してあげるといいです。
■デザインしたつもり
見出しの背景に置いている帯などの幾何学的なデザインですが、初心者の方がよく陥るデザインしなくちゃと焦って入れてしまう「デザインしたつもり」になってます。
「デザインの説明をして」と言われた時に「この線は…」と部品で話し出すと、大抵はこの「デザインしたつもり」のゾーンに入っています。
デザイン要素をガチャガチャと追加しなくてもきれいに見せることができるとデザイナーとして強いです。
デザイン入れるところは入れて、入れないところは入れない。
そこを見極められるようになるといいです。
ちょろっとそろえるだけでもそれらしく見えるので、そこまでガチャガチャ作る必要はないです。
和風テイストでシンプルものほど難しいですが、要素をまとめて、レイアウトをきれいにするだけでも十分デザインしたことになります。
追加だけのデザインではなく、追加したらいらない物を削って洗練させるとデザインの質は上がっていきます。
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