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無料添削デザインスクール #316 「LINEお友達登録バナー」


添削

LINEのお友達登録バナーですね。
シンプルなバナーですね。

■食べ物

細かいところから見て行くと、食べ物を扱うときの最低限のルールは

「おいしく見せる」

シャドウをかけると美味しく見えないので使わない方がいいです。

■バランス

たぶんハンバーガーのお店かと思われますが、実写のハンバーガーとアイコンっぽいイラストを合わせると違和感が出ます。
イラストを使うときも実写に釣り合うようなクオリティのイラストにするといいです。
リアルイラストまでとは言わないのですが、それなりのクオリティにすると素人感が無くなります。

アイコンはシンプルゆえに使い方を間違えるとチープ感が出てしまうので難しいです。

■意味

「6月限定」がどこにかかっているのかが分からないです。
ハンバーガーなのか、ドリンク無料が6月限定なのか。

「ちょっと考えれば分かるでしょう」

と思うかもしれないのですが、広告を見るユーザーは

ちょっとも考えたくないのです。

CMを見てたらいきなり「日本経済について考えを聞かせてもらえますか?」なんて言われても考えないですよね。
考えなくても分かりやすく作るのが広告です。

■ワクワク感

全体的に単調なレイアウトなのと、「ドリンク無料」をアイコンの中に入れているので、思ったより文字が目立っていないです。

この広告の目的は、ドリンクを飲ませるためではないです。
「ハンバーガー食いてぇ!」「ドリンク無料なら行ってもいいか」と思わせたら勝ちです。
何も言わなくても来てくれるヘビーユーザーはこれでも来てくれると思う…ドリンク無料がなくても来てくれるはず。
みんなそんな人だったら広告は出さなくてもいいです。

デザインというのは「問題を解決する」のが仕事です。
「お客さんが来ない」という問題を解決するのが今回の解決です。
お客さんが来ない理由はたくさんあります。
・信頼感がない
・立地が悪い
・目立たない
・知らない
・おいしそうじゃない

無限にありますが、この中で今回はどれが問題なのかを見つけ、そこを解決するバナーを作ると成功確率は上がります。

先にも書きましたが、ユーザーは広告の意図などを全く読まないですし、こちらが思った通りに動いてくれません。
それでも人は広告を見て動きます。

なぜかというと、人を動かすために300%くらい努力をして、先人が作った知恵などを使って人を動くように作っているからです。
プロが作った広告に「なんとなく」はないです。
全部人を動かすために計算されています。

修正

修正して頂いたので、こちらも添削させて頂きます。
インパクトが大きくなりましたね。

■インパクトのバランス

ハンバーガーの写真でインパクトが大きくなったのですが、今度は文字がおとなしく見えてそこまで目立たなくなってしまっています。
フォントや大きさなどのバランス調整が必要です。

■迷ったらまずは無難に揃えてみる

普通なのを作ってしまったと反省することも多いですが、普通を普通に作り、それを普通だと認識できるのはデザイナーにとってとても重要なスキルです。

普通にそろえるだけでも見えてくるものがあります。
まずはテキストを並べて、そこから分類して装飾を入れていくとまとまりやすいし、デザインに集中できます。

現状はテキストを羅列しているだけなのでノーマルな状態に近いです。
ここからどういう風に見られたいかを考えます。

・かわいい系
・ショップコンセプトに合わせる
・ワイルド系
・インパクト重視

方向性によって色味なども変わってきます。

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