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無料添削デザインスクール #222「ひまわりイベントバナー」

添削

ひまわりフェスティバルのバナーですね。
雰囲気の違いが出ていますね。

■サイズ

余白が大きく取ってあり、雰囲気は静かな感じでいいのですが、バナーとなると文字サイズが小さいので可読性が落ちます。

余白を大きく取ったりするのはクリックしてもらった先の詳細ページでやればいいので、バナーは気付いてもらってクリックされることに注力するといいです。

サイズはこのくらい大きくても雰囲気はそこまで壊れないので大丈夫です。

この課題を何回か添削しましたが、文字サイズの選定でタイトルにある「フェスティバル」の扱いにみなさん困っているように感じました。

タイトルではあるのですが、そこまで重要ではないので、サイズは小さくしても大丈夫です。
たまに正式名称だから大きくしてとか、買えないでというオーダーもありますが、入っていればいいテキストなどは小さくしても大丈夫です。

強いて言えば「フェス」だけでもいいような気もします。

フジロックフェスティバル = フジロック
サマーソニック = サマソニ
アコースティックギター = アコギ
アラウンドサーティー = アラサー

とにかく省略するのが大好きな日本人なので、オリジナルな造語ではない限り通用します。

■意味のないテキストはない

置く場所に困ったのでとりあえず入れてきました感が出てしまっているので、入れる限りは効果があるような入れ方にするといいです。

写真のトリミングも少し変更しました。
サイズや文字の場所を変えるだけでも印象は変わるので、色々と調整してみてください。

■文字

こちらもサイズが小さいのと、先にも書いた省略ですが、「東京」を「とうきょう」にしてしまうとパッと分かりにくくなるように感じます。

似ているようで似ていないのですが、パッと見ただけで文字を認識しようとすると誤認されることがあります。
広告物で誤認するような表記をすると消費者庁に怒られることがあります。

有名なのが某飲料メーカーがカロリーゼロの炭酸飲料を「トクホ(特保=特定保健用食品)」じゃないのに「特報=トクホウ!!」と言って宣伝をして消費者庁から大目玉を食らっていました。

この事例はわざとですが、意図しない誤認で別物に見間違えることは避けないといけないのもデザイナーの仕事です。

偶然こんな形を使ったりしたらもう大変です。
日本の小さな制作会社なんて簡単につぶれる損害賠償が飛んで来ます。

■円の中の文字サイズ

円の中に文字を入れようと意識しすぎるとすごい小さくなります。
なので、メインの文字ははみ出てもいいので大きくしてあげると、円を活かしながら文字を大きくすることができます。

■ファミリー向け

2案目はファミリー向けとのことですが、静かなデザインなのでもっとファミリー向けにしたいです。

デザインは時にはファンタジー要素を入れてもいいです。
先にも書きましたが誤認させるのはダメです。

青いひまわりがあるように見せたりするのは完全な偽称行為になるのでダメですが、ワクワクさせるような変形などは大丈夫です。
ただ、商品を変形させるのはメーカーが嫌がるのであまりしないです。

このあたりは発想力は自由で制限されるものではないので、怒られない範囲で思いっきりやって大丈夫です。

目的は、家族で行きたいと思わせることです。

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