読んだ本20140529 「山テントでわっしょい」鈴木みき
あれは社会人になって初の夏休み。日本人たるもの一生に一度は…と富士山を登頂し、その達成感とすがすがしさに「やばい、山登りはまるかも!」とかわいい登山グッズを1つか2つ集めたところで終わってしまった私の山ライフ。
先日電車の中で登山に向かうおじちゃんおばちゃんとお話して、「山はいいよ〜。登頂の達成感だけじゃなくてね、あ、こんなところにこんな花が、なんだろうっていう楽しみもいいのよね〜。ハイキング的なところから始めてみたら?」とおすすめされて、つい買ってしまったこの本。
小学生時代ボーイスカウト的な団体に属していた私にとって、「テント」「キャンプ」「ランタン」みたいなワードは大好物。眠っていたキャンプ欲がじわじわ復活しそうな予感です。
ちなみに小さい頃から思い描いてる理想のキャンプはこんな感じ。
大きくなく小さくもない、サッと張れるタープの中で、座り心地にこだわったコールマンだかLOGOSだかのキャンピングチェアに身体をうずめ、気持ち良さそうに船をこぐ初老の夫。と、その隣で湧かしたコーヒーを飲みつつ、「カレー作るよ〜」なんてはしゃいでる隣の若い親子をほほましく横目で見ながら文庫本にふけるわたし。みたいな。
どうです。伝わりますかね、このこなれ感。夕飯もがっつりキャンプ飯じゃなくてあえての気取らない料理。みたいな。
昔から初老夫婦に憧れが強いのかも。書いてて楽しくなってきました。ははん。
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