見出し画像

コミュニティ担当者の独り言『楽しくなければ続けられない!』

コミュニティは担当者の癒しの場?!

みなさんこんにちは、イーライフのアドバイザー水野です。

”企業コミュニティのちょっといい話”第2回目は、自身の経験でコミュニティ運営を振り返って「よかったなぁ~」と思い出すエピソードです。コミュニティ運営担当者も人間ですので、自分のモチベーションが維持できないと「イヤイヤ仕事😒」になってしまいます。担当者自身が”楽しい”と感じていることは、大事なことだと思います。

幸いなことに、私は5年間「&KAGOME」を運営していて、それほど「苦労した」という記憶がないんです。それよりも、「よかった~」「楽しかった~」と思い出すことばかりです😊

でも、それは私だけではなく、他社のコミュニティ運営担当者からも「楽しい」という声を聴きました。企業は商品やサービスを介して、お客さまと接点を持つわけですけど、企業コミュニティはその一番のお客さまである「ファン」と直接コミュニケーションがとれる貴重な場なのです。私もそうでしたが、各企業のコミュニティ運営“同士“たちも、集まってくるファンと真剣に向き合い、楽しんでくれるように一生懸命運営に取り組みます。その取り組みが集まってくれるファンにもそれが伝わり・・・その一生懸命に応えてくれる以上の「癒しのリターン」が得られるんですね。嬉しいかぎりです🌈

日々の活性化と相互の共感

コミュニティに集まる会員それぞれが楽しみ、会員同士や企業との共感や信頼関係を生むためには、会員自身からの活発な情報発信があることが重要な要素となります。 
コミュニティって、見る専門の会員と、書き込みや応答などのアクションする会員に分かれると思います。そして、後者のアクション派の数をどのように増やすかが、成功の分かれ道と思うのです。発信することで、会員自身がコミュニティ上に登場し、他の会員がそれに反応することで、会員相互の信頼関係がうまれ、それがコミュニティ自体への信頼関係につながるのではないかと思います。

最初は、はじめて出会った会員同士がお互いの壁を感じることもあるでしょう。そこでコミュニティ担当者から、みんなで盛り上がるテーマや、簡単に反応できるクイズや投票などを投げかけるのが、成功パターンです。いろいろなコミュニティで、担当者から投げかける最近はやりのお題は「川柳」だとか(笑)

コミュニティ内にいろいろお題を投げて、その反応を見ながら、徐々に会員同士の会話を増やしていくことが、担当者の腕の見せどころだと思います💪

会員同士の会話を増やしていく

会員同士の盛り上がりで成功を実感する

私が「やっててよかったな」と思うのは、そんな会員同士のやりとりでお互いの関係に親しみや楽しさみたいなものを感じたときですね。

こんなこともありました。

ご年配の会員お二人、住んでる地域も遠方、もちろん会ったこともないでしょう。どちらも自家菜園で野菜を育てることが趣味で、お年相応に健康や体調管理も気になるテーマです。そんなお二人が、毎日「&KAGOME」上で”二人の世界”で野菜と健康トークを重ねられました。時にお互いの体調に気づかい、野菜の収穫をよろこび。。。ほっこりさせられていました😊

また、コミュニティ内でトマトの苗を育て情報交換を行う「トマコミ」というコーナーをつくりました。どの程度盛り上がるかは未知数だったのですが、これが大アタリ❣
栽培の様子を写真でアップする🍅トマトギャラリー🍅には、ベランダや畑の写真がひと夏で2,000枚を超える投稿がありました。中にはお子さんやお孫さんのかわいい写真もたくさんいただき、担当者冥利につきる思いでした。
(秋にはこの写真の中から優秀賞選出しないといけなくて、全部見るのは結構大変でしたが・・・💦)

ベランダや畑でのトマト栽培の様子
🍅写真は私の自宅ベランダです(こんな写真がたくさん集まります!)

活性化のコツは「テーマの仕掛け」

「&KAGOME」や他社のコミュニティ同士の取り組みを考察してみると、コミュニティ活性化のコツはどうやら「テーマの仕掛け」にあるのではないかと思います。「&KAGOME」では、トマトや野菜に関する栽培や調理に関するテーマを、また森永製菓が運営する「エンゼルPLUS」ではハイチュウをいろいろなキャラクターに加工する「ハイチュウアート」を、そしてJALが運営する、旅のコミュニティ「trico(トリコ)」では「旅の写真」を、それぞれの企業がその特色を活かした「テーマ」を、集まる会員に対し投げかけ成功しています。

企業でマーケティングを進める上で、メインとなる商品やサービスの機能を情報提供する(いわゆる”モノ”価値提供)だけでなく、その企業が運営してきた歴史背景や、商品・サービスがうまれたストーリー(”コト”の価値提供)も重要だと言われています。
自身の企業や商品・サービスの”コト”を探して、コミュニティ上で会員のみなさんにお伝えするのも、活性化するきっかけになるのではないでしょうか。
そして、発信した情報に、会員のみなさんからいろいろな意見をもらうのが、コミュニティ担当者のモチベーションアップにつながると思いますよ😊

「ちょっといい話」第2回まとめ

第2回は、私が自身で運営していた「&KAGOME」をふりかえって、「運営しててよかったなぁ」と思うエピソードをお話しさせていただきました。集まってくれる会員のみなさんの、「その企業が好き」という気持ちで支えられたと思います。そして、そんなやりとりを重ね、自分も運営が楽しくなってくる・・・そんな好循環を感じました。

次回(第3回)は、気になるコミュニティのお財布事情について、お話しさせていただこうと思います。色々な運営方法もあり、運営にかかかる費用もピンキリですが、ちょっとパターン分けして考察してみようと思います。
お楽しみに!👋