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晴れ、時々Picrew。そしておすすめ画像メーカー

自分のFacebookのタイムラインは今日、何人も「用紙娃娃捏自己」(着せ替え人形で自分をつくろう)とのタグを付けて、男女ペアのイラストをあげていた。見てみると、画像メーカーサービスPicrewの「遊び屋さんちゃん」と「遊び屋さんくん」を使って、自分の似顔絵アイコンと性転換バージョンを作る遊びがはやっているようだ。

もちろんすぐ遊んでみた。選べるパーツが豊富で表情も豊か、これはレベル高い。数分間いじっただけで自分超美化バージョンの似顔絵ができあがり。男版もイケメン。

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作者は遊屋ゆとさん。似顔絵を意識しないで作ってもたのしい。さすがに年齢までは反映できないが、学園ものなどの小説用の登場人物紹介のなら一通り作れそう。

特筆すべき点というと、女の子メーカー「遊び屋さんちゃん」の髪色はパーツごと指定できるだけでなく、一部の髪パーツはグラデーション仕様があることだ。しかもメインカラーに合わせて数パターンも用意したほど、大出血サービスが行き届く。いまどきVTuberのキャラクターデザインでよくみる、髪のハイライトやメッシュの表現ができるのがめずらしい。

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小学校の頃よく紙に描いてつくる着せ替え人形遊びを、デジタル化したサービスがPicrewとのイメージ。登録しなくても遊べる人を除き、そこで作品をつくるユーザーの年齢層は、そんなに高くないような気がする。あとは韓国や中国勢には画力のある人がよく参戦したり、との具合。

ユーザー平均年齢が低いのが原因か、たいていの画像メーカー作品はアイデアこそ面白いけど、実用性はそんなに望めない――が。時々このようなハイレベルのが急に出てくるから、なかなか目が離せないね。

せっかくなので、ここ一年ほど遊んだ中のおすすめ画像メーカーを。

レトロ風メイドメーカー

とにかくパーツが多い! レベルが高い! メイド愛がすごい! 背景から小道具まで、細部までこだわり抜いたとんでもない傑作。

画像メーカーなのに世界観ができているだけでなく、遊ぶ人もその世界観に沿って自分の世界を作れてしまうすぐれもの。「こんなの無料で遊んでいただいてもよろしいですか?」と思わず聞きたくなるような出来栄え。

去年四月末のある日、友人が朝からタイムラインでずっとこれを遊んでいるのを見てクリック。するとその完成度の高さに屈服し、自分も4体作ってしまった。ご主人様と一緒に世界の平和を乱す、悪のメイド戦隊に所属する小悪魔たちを――そして朝の仕事タイムが1時間蒸発した。

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おにいさんメーカー

いろんなキツネ系おにいさんが作れる。体のベースから生身と人形が選べるのが目を引く。また和の色がとても美しい作品。

頭アクセサリーに耳の形の違うキツネのお面が三種類(各二色)とか、体のパーツに指先の「爪」が選べるなど、細かいこだわりが伺える。獣耳を選ぶとヒト耳が消える仕様に笑った。こだわりあるな。すばらしい。

バケるおにいさんキャラの、変身前後バージョンを作って楽しむのがいいかもね。

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「✉」

Picrewの画像メーカーにめずらしい全身像もの。それで表情は少なくなるけど、「着せ替え人形」を思い出させる作品。デフォルトのサンプルは少年に見えるが、目のパーツや髪型をいじっていくと少女も作れる。

服装、小道具から背景オブジェまでいいセンス。色は薄いピンクや茶色などもあるけど、基本はグレー系の色を中心で作るモノトーンスタイルコーディネート。鮮やかさは欠けるが、それも味。

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色々持てるアイコン

キャラクターのパーツは比較的に少なく、似顔絵として作るのなら大まかなイメージ像しか作れないが、両手には犬猫などの動物から、おにぎりなどの食べものや、楽器もマイクもゲーム機も持たせられて、子供まで抱えられる異色もの。

ほのぼの。とにかくほのぼの。Picrewにあるマニアックやフェチ全開のほかの画像メーカーと一線を画す。しかしほのぼのとした「もちもの」のラインナップに、さり気なく斧とナタみたいなのがあるところは、闇。

記録ツールをnoteにした方々のお好み――ではないかと、なんとなく思う。個人的にも大好きなんだが。いちおう自分の似顔絵アイコンとして作った四つを。

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まあ。こんなもんかな。おすすめというより、自分のお気に入り作品の紹介だったね。メーカーやジェネレーター系サービスが好きなので、ここまで読んだあなた、もしおすすめのがあれば、ぜひお教えください。ではでは。

同情するなら金をくr……あ。いいえ、なんでもないです。ごめんなさいご随意にどうぞ。ありがとうございます。