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針の眼/ケン・フォレット

上陸地点はカレーかノルマンディか。英国内で活動していたドイツの情報将校ヘンリーは、連合軍のヨーロッパ進攻に関する重大機密を入手、直接アドルフ・ヒトラーに報告するため祖国を目指す。英国陸軍情報部の追跡を振り切り、U=ボートの待つ嵐の海へ船を出したが…。第二次大戦下、史上最大の上陸作戦を成功に導いた、知られざる「英雄」の物語。
MWA最優秀長編賞受賞作。

相関図

【感想】
古いしなぁ,スパイ小説・冒険小説だしなぁ,あまり好きじゃないしなぁと読んでみるが,これは面白いです。MWA最優秀長編賞受賞作。英国パイロットの結婚式から,場は変わってスパイを追う話に,両者が全く結びつかないが,中盤でようやくつながり。最後は意外な終わり方をする。スパイ戦かと思ったが,アクションシーンが多く冒険小説でもある。こういうのでいいんだよと。古いけど納得の名作だなぁ。最近,創元文庫で新訳が出ています。

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