【20201011】シティリーグシーズン1反省会。どうしてえざわは負けたのか【全文無料】
こんにちは。チームふんか団のELEZY(えざわ)と申します。
今回は、2020年10月11日に参加したシティリーグの反省会の記事となります。
64人規模で戦績は1勝4敗。当然予選敗退です。しかし、現地に到着し、1戦目の途中までは全知全能の気分。全勝優勝する気持ちで臨んでいました。
全試合を振り返り、確かに「ここでどうしてこのカードが来てしまうんだ…。」「よりによってこれがサイド落ちだなんて…。」と嘆くシーンも多く、不運と呼べるところがとても多かったと思います。しかし、それでは自身の成長に繋がらず、今後の実力向上にも繋がらないと感じたため振り返りの意味を込めて記事を書いています。結果は散々なもので、当然全文無料です。もし応援してくださる方がいたら記事購入をしてくださると嬉しいですが日記程度で見てください。
使用デッキ:マッドパーティ
マッドパーティを使おうと思ったのはCL横浜の3日(シティリーグの一週間と少し)前。新弾で出た好きなポケモンであるギルガルドVmaxをどうしても使いたいと考えていて「三神ザシアンギルガルド」を組んでいたものの、三神ザシアンの方がどうしても勝ちやすく組む意味が薄いと感じ、泣く泣く別のデッキを考えていた時でした。
ポケカのnote記事を漁っていたところ、下記の記事を見つけました。
マッドパーティver.2|かっちょ
クワガノン入りの構築に非常に弱いとされる非GX非Vデッキの例に漏れず、マッドパーティもクワガノンはかなり辛いデッキ。組むのは難しいと考えていたところ上記のデッキを見つけました。
クワガノンに戦えそうな点、非GX非Vが苦手とする三神ザシアンに対してもジラーチ◇を使用するコンボギミックがあれば勝てそうな点、何よりポケットモンスターソード&シールドの新規ポケモンでは一番ポットデスが好きだという点から、この機会に使いたいと思いデッキ作成に踏み切りました。
実はマッドパーティのデッキ自体は爆炎ウォーカーが発売した当時からカードをすべて揃えデッキは組めていたので、後は細かいパーツを揃え練習するのみでした。しかし、数日後に事件が発生します。
マッドパーティ。CLで大活躍。
なんとシティリーグの1週間前に行われたCL横浜でマッドパーティが大活躍したのです。CL前に有名な人が出す記事やTwitterで見つけた環境予想表ではTier4にいるか、どこにもいないかが関の山であったマッドパーティでしたが、上手い人はしっかりとデッキを仕上げてきました。2日合計で13戦も行われた予選を勝ち抜きベスト16に入った人が少なくとも二人おり、誰が見ても運だけとは思えない状況です。
そんな状況になってしまったからにはマッドパーティも意識されるべきデッキ。メタの対象の仲間入りです。
メタ外のデッキを使うのが好きな自分からすると少し悲しくもありますが、実際にパワーがあり、勝てるスペックのデッキであることがわかったと前向きにとらえることにしました。
毎日知り合いにお願いし練習を積み、実際にCLで結果を残した人のnote記事を購入し熟読してデッキへの理解を深め、わからないことについては実際に質問をし(その節は本当にありがとうございました)、前日にはデッキが完成しました。
実際の練習ではムゲンダイナには(チームメイトのプレイングスキルが自分よりはるかに上だったことを踏まえても)少し厳しめでしたが、他の環境デッキに対しては五分以上。特に三神ザシアンには7割以上、子ズガには9割くらい勝てるだろうと確信し、当日に臨みました。
使用デッキレシピ
ミステリートレジャーが少ないことが少し気になりますが、特に変なレシピではないと思います。
当日のマッチング。反省点。
1回戦目:マオスイ型セキタンザン
後攻:3-6 ×
じゃんけんに負けて先攻を取られる。
お相手は無難に1ターン目からマグマッグを立てセキタンザンに手貼り、2ターン目からふんかだんでサイドを取り始める。
こちらはというと手札をほとんど使いクロバットV→さらにかなり消費したあと博士の研究まで使うが、ボールやダート自転車に全く触れないことからなかなか打点が伸びない。
最終的に相手が順当にサイドを取り、ボスの指令でクロバットVを落としてサイドを取るべきシーンで取れず、こちらが間に合わないことを確信。
ジラーチ◇込みでクロバットを倒してサイドを3枚取り、埋まっていた最後のアタッカーであるホルビーを取り、相手がサイド落ち等でボスを持っていないことを祈るが、きっちりじならしさるぢえで持ってこられて負け。
反省点
実は初手にクロバットV→博士の研究と使用したが、クロバットVを使用する前に既に博士の研究は手札にあった。
できるだけ後攻1ターン目に山を掘るという意識があったことからデデンネGXもしくはクロバットVを使いたいと考えていたこと。グレートキャッチャーを持ってこられるリスクを考えてデデンネGXを出したくなかったこと。手札を博士のみにしてからクロバットVを使用できる手札だったため、かなりクロバットVのバリューが高かったことから使用したが、博士の研究のみでもトラッシュにカードを多く送ることができたかもしれない(結果論ではあるが。
クロバットVを出しても結局打点は伸びず、非GX・非Vデッキの利点を生かせずに1ターン足りずに負けることになったため、大きなプレミだったと言える。
ちなみにこの対戦が始まる直前。たねポケモン置いてサイド置き始めた瞬間にサイド1枚目となるカードのスリーブの端が切れていることに気が付いて、慌ててジャッジに申告してスリーブを変えさせてもらった。
先週のCL横浜で不正疑惑が挙がっておりこの手の話題に界隈全体が敏感であること、使用スリーブが昨日購入したものであったことから、まさか自分にこのようなことが起きるなんて想定しておらず、その時から割と焦っていたかもしれない。
2回戦目:無人発電所入りムゲンダイナVmax
後攻:6-3 〇
じゃんけんに負けて先攻を取られる。
お相手がアブソルスタートな上、初手の博士で回収ネットを2枚捨てないといけなくなるなど不安な立ち上がりだったが、2ターン目からしっかりとポットデスを立ててデッキを掘ることができ、ムゲンダイナVmaxデッキに対して考えていたサイドプランの1つであるクロバットV→ムゲンダイナVmax(+コンボ)の手順でサイドを6枚取りきれたため順当に勝てた。
反省点
大きなミスはなかったと思うが、回収ネットを序盤に2枚捨てるのはコンボが使えない、ヤレユータンなどを前に呼ばれ続けLOなどのリスクがあるためもう少し悩んでもよかったと思う。ただ、初手の手札で山札を見ることはできなかったため例え事故になることが分かっていても博士は打つしかなかった。
3戦目:無人発電所入りムゲンダイナVmax
後攻:3-6 ×
じゃんけんに負けて先攻を取られる。
後攻1ターン目に博士の研究を使おうとしたところ、ミュウツーとボスの指令を落とさないといけない状態になってしまう。しかしヤバチャもおらず次のターンにポットデスが立つ見込みもないことから、テンポロスをしてはいけないと考えて落とした。結果、ミカルゲ→クロバットVと取った後に削れたムゲンダイナVmaxもしくはクロバットVを倒したいターンにボスの指令を引き込めず敗北。残りのボスの指令はサイドに埋まっていた。
反省点
博士を使ったことによりボスの指令のサイド落ち含めてデッキのボスがなくなったことについては2戦目と同様事前に確認できなかったためどうしようもなかったと思う。ただし、中盤でしっかりとボスの指令のサイド落ちを確認していなかったことは明確なミス。もしサイド落ちに気が付いていたのなら、さるぢえパントマイムを行い不要なカードをサイドに送りつつボスの回収を狙う。もしくは、相手のリセスタのバリューは上がってしまうがジラーチ◇の特性を早めに使い、1枚でも多くサイドからカードを回収する方法をとるべきだった。
4戦目:三神ザシアン
後攻:3-6 ×
じゃんけんに負けて先攻を取られる。
序盤から山を掘っていくがなかなか打点を伸ばせず、アルティメットレイのターンまでに三神も裏のデデンネも倒せない。その後はアタッカーが育っていたため順当に攻撃されて負け。
本来であれば有利マッチ。こちらは爆速でトラッシュにカードを送ると後1で120点、後2で160点などを出してアルティメットレイまで言わせずに三神を取ることも可能なため、非常に有利なはず。遅くてもアルティメットレイの返しまでに三神もしくはザシアンやデデンネを倒せばいいのだが、今回はかなり打点を伸ばすのが難しく、後3で160点までは伸ばせたが三神には足りず、デデンネGXを取るためのグレートキャッチャーも前のターンでマリィを使用され山に戻されてしまっていた。
反省点
グレートキャッチャーを山に戻されたのは正直仕方がない。ミスがあるとするならもっと早く山を掘れなかったことだと思う。もしかしたらミステリートレジャーを2枚に減らしたことが響いていたのかもしれない。
5戦目:マオスイ型セキタンザン
後攻:0-6 ×(投了)
じゃんけんに負けて先攻を取られる。
後攻3ターン目まで全く山を掘ることができず(クイックボールにすら触れず唯一後攻1ターン目に使えたフウとランではほとんど同じカードが帰ってきた)、後攻3ターン目終了までポットデスすら立たず全く技が打てない。
結局その3ターンの間にヤレユータンがやられ、もう1枚のヤレユータンもサイド落ちだと後になってわかる。コンボギミックが使用できないことが確定し、相手の盤面も完成していたことからデッキにエネルギーが1枚も残っていない事故にでもなっていない限りじならし→さるぢえ→手貼りをされて負けることが確定したため投了。
反省点
この試合も序盤でブレーキがかかってしまっている。
ドローエンジンであるポットデスが立てられていないのが大問題で、その結果ドロサポが続かずさるぢえでトップを変え続けるだけの時間が過ぎてしまった。
もしかしたらもっといい動きができるプレイングがあったかもしれない。
総合して
4戦目と5戦目が特に顕著だったのだが、パントマイムバリヤードのサイド落ち等を危惧してボールを減らして補填などをした結果本来のデッキのパワーが下がってしまったように感じる。
CL上位入賞者のレシピでは私のレシピと比較して、ホミカが入っている、ボール系グッズが多いなどデッキ本来の力を出すためにドロソやサーチカードがもっと豊富に入っており、その差が今回の事故につながってしまったのだと思う。
もちろんCLで活躍する人は私と比較するとプレイングも比べ物にならないほど上手で、そこに加えてマッドパーティのデッキの難しさも結果に大きく繋がったと感じた。
次回の大型大会は2か月後にあるCL京都。出場ができるかは抽選次第だが、今日の悔しさを忘れず、練習を重ねていきたい。
マッドパーティは一部のデッキを除いてほとんどの環境デッキに対等以上に戦えるパワーがあることはCLやシティリーグ、その練習で学んだ。
自分の好きなポケモンが環境の第一線で戦えることは非常に恵まれていることだ。この幸運や恵まれた環境を忘れずに、今後もポケモンカードの練習に励んでいきたい。
終わりに
今回の調整に付き合ってくれたチームのみなさん。結果を出せず本当に申し訳ない。次は結果を出せるように頑張ります。
久しぶりの大型大会の参加は本当に楽しく、今日は親子参加の子どものプレイヤー、長距離を遠征してきた女性プレイヤー、割となじみのある場所でカードをやっている男性プレイヤーといろいろな人と試合前後に談笑しつつ、楽しく対戦することができた。このような大会に参加できる幸せを忘れずに、結果を求めるだけでなくカードゲームを楽しむことも忘れないようにしたい。
special thanks
・練習に付き合ってくれたチームの皆さん
・素敵なnoteを書いてくれただけでなくその後の長文質問DMにも一つ一つ丁寧に答えてくれたマコトさん(CLベスト16おめでとうございました!)
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