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ん?その保険、いる??医療保険編

先日、会社の子たちの年末調整の書類をチェックしていた時のこと。

なんでみんな保険にこんな金使ってんだ。。???

ひぃ。。!掛け捨ての医療保険に月4000円とか使っとる。。!

「おおい、同僚くん。余計なお世話かもしれんけど、ちょっと保険に金かけすぎやと思うよ?特にこの医療保険とか」

同僚「え?でも保険入っとけって親に言われたんですよ。何かあったら困るからって」

「何かってなに?病気とかケガか?」

同僚「そうですよ!がんとか罹ったら僕医療費とか払えませんよ!」

同僚「それにやっぱり入ってると安心じゃないですか!」

「なんか漠然としてるな。例えばガンになったらいくらかかるか知ってるか?

同僚「わかんないですけど、百万とは二百万とか」

「いや、そんなにかからんぞ。」

高額療養費制度ってのがあってな。月にいくら払うかって上限があるんや

「君の給料の額は俺も知ってるけど、それはおいといても大体の人は月上限8万くらいやぞ」

同僚「え?手術して入院してもですか?」

「そう」

同僚「意外と安いんですね?手術代とか入院してたらもっとかかるもんだと思ってました。」

「手術そのものにはもちろん凄いお金かかってるけどね。君が払うのは8万円以下で済むという話」

同僚「なんでそんなお得なものがあるんですか?誰にも教えてもらったことないですよ」

「これは君がいつも払ってる社会保険の中に入ってるもんや。君いつも額面と手取りしか給与明細見てないやろ。あれこそが世界最強の保険や」

「この他にも入院してて働けない期間は給料の6割はお金もらえるからな」

同僚「でも、いつも入ってて良かった保険とか良くCMでやってますよ。二人に一人はガンになる時代とかいうじゃないですか」

同僚「それに入っててよかったて聞いたことありますよ。保険屋の人が40代の女性が入ってて良かった。ありがとうございますって泣いて喜ばれましたとか言ってました」

「あのなぁ。。それはガンになった人に入ってて良かったか聞いたらそれ答えは決まってるやろ。」

「パチンコに勝った人に今日パチンコ行って良かったですか?って聞くのと同じや。負けた人にも聞いてみろ」

同僚「でもガンになるかもしれませんし。二人に一人ですし。」

「たしかにそうなんだが、君今20代やろ。男だと10年後に罹る確率は0.2%や。女性だと0.3%だったかな」

同僚「そんなに少ないんですか?え?じゃあ40代とかは?」

「40歳から50歳の間だと1%やね。二人に一人っていうのは数字のマジックなんやで。0歳から80歳になるまでの確率で男は41%女で29%」

「80歳からその先はもっと確率上がるけど。。その為にせっせとお金使うのは勿体ないぞ。月4000円でも20年払ったら96万円やで。」

「仮に君が3ヶ月入院したとしても24万あれば済むし、その間無収入という事にもならん。」

「1%の確率に賭けてせっせとお金使うよりも、99%の確率に賭けてお金を貯めて病気にならんよう生活習慣を見直した方が絶対いいと思うぞ」

。。。。

なんて会話を職場でしていました。

保険って月々の固定費としてはかなり高額になりうるので入る場合はよく考えてほしいです。勧められるまま入ってしまってる方は結構多いと思うんですよね。

ちなみに確率の話は国立がんセンターの統計です。


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