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八ヶ岳 原村の深部へ!阿弥陀聖水で湧水を堪能

八ヶ岳西麓にある阿弥陀聖水と呼ばれる湧水を汲みにいったときのお話をします。

八ヶ岳に向かって

八ヶ岳自然文化園のまるやち湖

原村をずっと八ヶ岳に向かって進んでいく。
原村役場からもみの湯を抜け、自然文化園や八ヶ岳美術館をさらに上へ進む。

車が1台の細さの林道を進む

丸山の森という別荘地の奥、車同士がすれ違うのがやっとの林道をずっと突き進む。
すると行き止まりにたどり着く。

知られていない登山口

八ヶ岳の登山口のある舟山十字路

ここは八ヶ岳の登山口だ。
あまり知られていない。

看板による舟戸十字路という場所らしい。
ここに車を停める。
ここから少し歩く。

結構の台数がとめられる八ヶ岳への登山口

なんて空気がおいしんだろう。
深い森の空気だ。
周りの木々が吐き出したばかりのマイナスイオンを帯びた甘い空気。
標高1000mの自宅付近では味わえない空気。
ここは標高1600mを超える地点。

車でも通れそうな山道を歩いて進む。
車で行ってもいいんだけど、万が一脱輪したり、行き止まりがあったりしたときがめんどうだ。
だからあえての歩きを選ぶ。
こういう場所では、自分の足が一番信用できる。

阿弥陀聖水に着いた

神社の手水のようだ

おや?ここがそうだろうか?
神社の手水のように、木管からとめどなく水が流れている。
間違いない、ここが例の阿弥陀聖水だ。

近づいて水に触れてみる。
とても冷たい。
冷蔵庫の中に一晩入れていたように、キンキンに冷えてる。

近くを流れる立場川

手ですくって飲んだ。
まろやかな口触りだ。
ここをくるまでに狭い林道を運転してきたので、自分で思っていた以上に神経を使っていたのかもしれない。
気分がいい。

阿弥陀様

ふと見上げると、阿弥陀様が木にくくりつけられていて少しシュールだ。
ベンチは湿っていて、そのまま座るとズボンが濡れてしまいそうな感じ。
沢に流れていった。

ザーーー。
水の流れる音が常に聞こえている。

熊注意の看板があった。
山深いことを知らしめる。

人間に遭遇

15分くらい、のんびりと森の空気を味わっていた。
そしたら、エンジン音と共に古いSUV車がやってきた。
僕の目の前に停まると、アラフォーくらいのイケてる男女3人がポリタンクやら水筒やらに水を汲み始めた。

「3人で汲むと、早いね」

そんな会話が聞こえてきた。
何度もここで水を汲んできたかの手際の良さ。
ここは知る人ぞ知るスポットなんだ。

なんだか、ばつが悪いと感じた。
一旦駐車場に止めた車に戻った。

僕も空のペットボトルに汲んだ

阿弥陀聖水のその奥は?

写真右から奥に行ける

阿弥陀聖水より奥には林道が続いていた。
まだ先に行けるようだ。
駐車場へ戻り、車に乗り、阿弥陀聖水より奥に向かうことにした。

水を汲み終わったSUVとすれ違い、僕は古い軽ワゴンで先を目指した。
この林道は、Googleマップには表示されていない。
意外と進める。

すると分かれ道に着いた。
右は下がってる。
左は上っている。

立場川キャンプ場の位置

頼りないみちしるべを発見。
これによると下にいくと「立場川キャンプ場」につくらしい。
どちらもここまでの道よりも荒れているようだ。

荒れた道

僕の愛車はおじいちゃんから譲り受けた軽ワゴンなのでスタックしたり、滑落するかもしれない。
日没も近づいている。
この先へ行く冒険はまた今度にしよう。