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ファーサイ | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介

こんにちは、ゾウの村の住人です。
本日11月5日から7日までは、ガティンが終わり、ゾウ祭りの準備が始まるまでの貴重な「普通の日」です。
私もここ数日、朝から夜までガティン関連の準備や運営に携わっていたので、久々に十分な睡眠時間を取ることが出来ました。
ゾウ祭りについての情報は、以下でも紹介しています!

さて、この記事では失業ゾウのファーサイを紹介します。

ファーサイは32歳のメスのゾウです。
コロナ前は、所有者のダーさんと息子さんと一緒にチョンブリー県の観光施設で働いていました。
しかし、コロナで観光客がいなくなったため、施設は一時閉鎖することとなりました。
施設が閉鎖する都合で、ファーサイとダーさんたちは施設の敷地を出るように促されました。収入も食糧もなかったので、ダーさんはファーサイと家に戻ることを決めました。

ファーサイとダーさんが家に戻ってからは、家族で協力しながらライブ配信やオンライン果物配信を行いました。
ダーさんと奥さんだけでなく、ゾウ使い夫婦やその両親も協力して、ファーサイと家族の食費を含む生活費を賄おうとしました。

ですが、どれだけ努力をしても、それだけの収入を得ることは簡単なことではなく、いまは再び出稼ぎに出ることも検討しています。

以下は、ダーさんからのメッセージです。

「コロナ禍からライブ配信メインの生活を続けてきました。しかし、収入は安定しないので、安定した収入を得てサーイファーに十分な食糧を与えたいという気持ちが強くなってきています。また、サーイファーの健康のことも気になっており、スリン市街地近くにあるゾウの公立の病院がここに移動すれば良いのにと思っています。みなさん(失業ゾウ支援チーム)も医療サービスを提供してくれますが、コロナも落ち着いてきたので、医療費などを支援してくれているNPOがいつまでその活動を続けるのかなど、この先のことを不安に思っています。」

ファーサイは今もYouTubeチャンネルでライブ配信でのオンライン果物販売や動画の配信を行なっています。
ぜひオンライン果物の購入、投げ銭、送金などでファーサイを応援してください!

<ファーサイのFacebookページ>

ゾウ使いのお子さんも可愛いので、ぜひそこもチェックしてみてください!

なお、現地の失業ゾウ調査・支援チームでは、引き続き失業ゾウたちの支援を行っています。もし支援にご協力いただけるようであれば、noteのサポート機能からお願いいたします。
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