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スックシーファミリー(クリーム&ラムプライ&ブリー&ペーン&リンリン&ドードー&トーンカム) | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介

こんにちは、ゾウの村の住人です!
今回は、コロナ禍でJTBタイランドとスリン県観光推進協会がクラウドファンディングを通じて、新しいゾウ舎の建築など大きな支援を受けた「スックシーファミリー」の失業ゾウ、クリームたちを紹介します。

なお、JTBタイランドとスリン県観光推進協会によるクラウドファンディング、及び支援は終了していますが、気になる方は紹介ページを覗いてみてください。

私たちがアンケートを実施した時点で、クラウドファンディングで建てられたスックシーファミリーのゾウ舎には11頭のゾウがいましたが、コロナによる失業ゾウは7頭とのことでした。

スックシーファミリーの失業ゾウは、7歳のクリーム、67歳のラムプライ、26歳のブリー、23歳のペーン、26歳のリンリンと、21歳のドードー、59歳のトーンカムの7頭です。
ドードーとトーンカムがオスのゾウで、他はメスです。

クリーム、ラムプライ、ブリー、リンリンはヤーさんが所有するゾウで、ペーンとドードー、トーンカムはエットさんが所有するゾウです。コロナ前にはチョンブリー県の観光施設で一緒に働いていました。
ですが、コロナの感染が拡大して一年ほど経った頃に、観光施設が廃業することになり、ヤーさんやエットさんが暮らすスリン県へとやってくることとなりました。

スックシーファミリーは、コロナ前から象牙などの縁起物(土産物)の販売をしながら、タイ観光庁やスリン県観光推進協会などのバックアップを受けて様々な事業を展開してきたお家です。
そのため、コロナ禍でゾウたちがチョンブリーでの職を失ったことをきっかけとして、外部からの支援を調達・活用してエレファント・キャンプを立ち上げることを構想していました。そして、スックシーファミリーのビジネスとして成功させていきたいと考えている、ということをアンケートの際に伺いました。

また、他の失業ゾウと同様に、YouTubeチャンネルやFacebookページを通じて動画やライブの配信、オンライン果物販売なども行っています。

クリーム、ブリー、ペーン、ドードーはクリームをメインとしたチャンネルとページに参加しています。

【クリームのYouTubeチャンネル】

【クリームのFacebookページ】

一方、ラムプライとトーンカムは、トーンカムがメインのFacebookページに参加しています。

【トーンカムのFacebookページ】

スックシーファミリーとしてはエレファント・キャンプを作るという大きな野望があったようですが、コロナが落ち着き始め、ここにいた11頭のゾウのうち8頭がチョンブリー県やプーケット県の観光施設へと出稼ぎに出ていったとのことでした。
その理由としては、コロナが落ち着くにつれて国内外のフォロワーたちからの支援が少なくなってきたことや、出稼ぎに出ればチップを含めて多くの収入を得られる見込みがあることがあげられるそうです。

現在、スックシーファミリーのゾウ舎では4頭のゾウが暮らしています。

ちなみに、今朝、ちょうどこの記事を書いている時に、リンリンが出産したという知らせを受けて、私の調査先のスタッフたちと出産後のケアに行ってきました。

生まれたのは、元気な女の子です!リンリンにとっては4頭目の子どもだそうです。
父親は一緒に暮らすドードーとのことでした。
すくすくと育ってくれることを願うばかりです!

今後について、リンリンはしばらくの間は体調の回復を待ちつつ、子どもの面倒を見ていく必要があり、県外に出る予定はないとのことでした。また、ドードーとクリームもまだスリン県で一緒に暮らしていくつもりだということでした。

以下、ヤーさんとエットさんからのメッセージです。

「ゾウのための食糧、補助食などのご支援を頂けましたら幸いです。また、月額での支援も歓迎しております」

出稼ぎに出て行った元失業ゾウとともに、今も村に残るクリーム、ドードー、そしてリンリンと生まれたばかりの子どもを、動画やライブ配信の視聴、投げ銭などを通じて応援していただければ幸いです!


なお、現地の失業ゾウ調査・支援チームでは、引き続き困難な状況にある失業ゾウたちの支援を行っています。もし支援にご協力いただけるようであれば、noteのサポート機能からお願いいたします。
現在行っている支援や「元失業ゾウ」についてはこちら↓をご覧ください。

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