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ジレーン | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介

こんにちは、ゾウの村の住人です。
先日、友人の出家式に行ってきました。私はこれまでゾウの村での出家式にしか参加したことがなかったので、良い経験になりました。
オークパンサー後のこの季節は、出家など様々な儀礼が行われる季節でもあります。
失業ゾウの中にはそうした儀礼での日雇いの仕事に出ているゾウもいるので、ぜひ彼らのチャンネルからチェックしてみてください!こうした仕事は交通費が自腹なので、割りが良いとは言えませんが、少なくとも失業ゾウの数日分の生活費にはなっています。

さて、この記事では失業ゾウのジレーンを紹介します。

ジレーンは写真右の5歳のオスゾウです。
コロナ前までは、プーケットの観光施設で働いていました。

コロナ禍で、観光施設が一時閉鎖することになったため、ジレーンの所有者のソムマーイさんとともにブリラム県に戻ってくることになりました。

母ゾウのケオターがスリン県内のプロジェクトに所属しているため、現在ジレーンはプロジェクト敷地内で母ゾウのケオターとともに暮らしています。

ソムマーイさんとその家族はライブ配信をして、ジレーンの食費を賄っています。ゾウたちの健康のために、農薬を使った植物を与えることは避けていることもあり、ゾウの個体数が急増したこの地域で安全な食糧を確保するのが困難になっているとソムマーイさんは言います。

プーケットの観光施設は、その後営業を再開したのですが、ソムマーイさんとその家族はジレーンへの愛着が強くなってしまったため、出稼ぎに出さないでいるということでした。今後についてはまだ決めかねているそうです。

以下、ソムマーイさんからのメッセージです。

「安全な食糧と安定した収入があれば、ゾウたちは出稼ぎに出ずとも、ここで一緒に暮らせます。そんな未来を実現するために、ご協力頂ければ嬉しいです」

ケオターやジレーンの様子は、動画やライブ配信から覗くことが出来ます。視聴のみならず、投げ銭や送金などでまだ小さなジレーンを応援頂ければと思います!

<ジレーンのYouTubeチャンネル>

<ジレーンのFacebookページ>

なお、現地の失業ゾウ調査・支援チームでは、引き続き失業ゾウたちの支援を行っています。もし支援にご協力いただけるようであれば、noteのサポート機能からお願いいたします。
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また特に困難な状況にある失業ゾウに対する支援として、有料記事も公開しています。所有者へのインタビュー動画なども視聴出来ますので、ぜひ購入頂ければと存じます。手数料を除いた全額を、失業ゾウに寄付します。

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