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クワン | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介 [006]

サワディカー!ゾウの村の住人です。
今日はスリン県の失業ゾウ、クワンを紹介します。

クワンは、スリン県で生まれた11歳の女の子です。
生まれた場所は、なんとゾウのお墓があることでも知られる、スリン県の「ゾウの村」の一つ、ノーンブア村にあるワットパーアジアンという寺院です。
クワンが生まれた時からジャンさんがゾウ使いとして世話をしています。

クワンはコロナ前にはチョンブリー県で仕事をしていました。ですが、元々いた観光施設はコロナの影響で観光客が来なくなってしまい、廃業することとなりました。観光施設からの給料もクワンたちの食糧もなくなってしまったため、ジャンさんはクワンをスリン県に連れ戻すことを決めました。
ジャンさんとご両親は、スリン県の家でクワンと母ゾウのプロイが一緒にいられるように、家に新しいゾウ舎を建てました。また、二頭分の食糧を運ぶためにピックアップトラックも購入し、チョンブリー県から戻ってきたクワンを迎え入れました。

クワンのYouTubeでは、クワンがプロイと一緒に水浴びをしていたり、親子の仲睦まじい様子を見ることができます!特にプロイは娘であるクワンのことが大好きなようで、クワンのあとを追いかける姿が映し出されていたりします。

こうしたYouTubeの動画配信やライブ配信は、ジャンさんとご両親が協力して行っています。それ以外に、オンラインでの果物販売を行うことで、クワンとプロイの食費を確保しています。
主食の多年草は、自分たちで育てることで賄おうとしていますが、バナナやサトウキビなどのおやつは外部からの購入に頼っています。

今後については、元いた観光施設が既に廃業となってしまったので、スリン県内のプロジェクトに入りたいと考えているそうです。
ジャンさんによれば、スリン県内の二つのプロジェクトのスタッフたちは信頼でき、プロジェクトに入ればゾウとゾウ使いの福利厚生もある上に、家からも通うことが出来るため、プロジェクトへの参加を希望しているということです。

以下は、ジャンさんからのメッセージです↓↓↓

「いま私たちが抱える大きな問題は、収入が足りないということです。クワンとプロイの食糧を購入したり、水浴びや飲水にかかる水道代、ゾウ舎の電気代などを支払うための十分な収入がないので、とても苦しい生活を送っています。そうした経費についてもご支援を頂けましたら有り難いです。どうぞよろしくお願いいたします」

動画の視聴、ライブ配信での投げ銭などを通じてクワンの応援をよろしくお願いします!

クワンのYouTube←こちらがメインで使われています

クワンのTikTok


なお、noteのサポート機能(下の方に表示されています)を通じた失業ゾウへの支援金も受け付けております。ソーシャルメディアや支援へのアクセスががなく、困難な状況にある失業ゾウたちの支援を行いますので、ご協力いただけましたら幸いです!


失業ゾウ」については、以下の記事で紹介しています。

次回の失業ゾウは、バーンイェンを紹介します!

※本記事の内容は、学術研究・調査の一環として行なった聞き取り式のアンケートのデータに基づくものです。無断での内容の転載やデータの使用は盗用と見なされますのでお控えください。

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