見出し画像

サラウィン | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介

こんにちは、ゾウの村の住人です。

村では、今日からゾウ祭りのショーに向けた練習が始まる予定です。
今年のゾウ祭りの情報は以下の記事からご覧ください。随時、情報を更新しています。

この記事では、失業ゾウのサラウィンを紹介します。
サラウィンは、東京新聞の記事でも紹介したゾウです。このnoteでもサラウィンのことや、サラウィンのYouTubeチャンネルに何度か言及してきました。

後日、サラウィンのゾウ使いのニティパットさんのインタビュー動画を含めた支援記事をアップする予定です。
この記事では、他のゾウ同様にアンケートに基づく情報を紹介していきます。

このnoteや学会でのプレゼン、紹介カード、新聞等でよく使用しているのが、この記事で紹介するサラウィンとリサという二頭の失業ゾウの写真です。

サラウィンは、推定60歳のオスのゾウです。

コロナ前までは北タイの観光施設に貸し出されて働いていたようです。
ですが、コロナ禍で北タイの観光施設がサラウィンの世話を出来ない経営状況に陥り、スリン県内に住む所有者の元に送り返されました。
所有者はゾウ使いではなかったため、スリン県内のゾウ使いに無償で世話をしてもらえないかと依頼しました。

そして、サラウィンは牙のあるオスゾウの扱いに慣れているニティパットさんの元にやってくることとなりました。

二ティパットさん、姪っ子のオームさん、サラウィン

二ティパットさんは、サラウィンがかわいそうだと思いしばらく世話をすることを決めました。しかし、収入がないため、ライブ配信やオンラインでの果物販売をして、ファンからの支援を求めました。

<サラウィンのYouTubeチャンネル>

<サラウィンのFacebookページ>

ですが、二ティパットさん自身は高齢で、うまくアプリやYouTubeなどの機能を扱えなかったので、近くに住む姪っ子のオームさんにライブ配信を手伝ってもらっていました。
一時はファンから食糧の支援も得たものの、視聴者はいても果物の購入や支援をしてくれないケースが増えたため、ライブ配信自体が負担となり、ソーシャルメディアをやめることにしました。

その後、YouTubeでのライブ配信などを再開しましたが、サラウィンのためにネピアグラスを植えたり、刈ったりする必要があるので、負担にならない程度に行うつもりだということでした。

サラウィンは、所有者に連れ戻される可能性もあること、足が良くないこと、二ティパットさん自身も高齢なことから、出稼ぎに出ることは考えていないということです。

以下、二ティパットさんからのメッセージです。

「僕は無償でサラウィンの世話を引き受けています。ゾウが好きな方は、ゾウたちが生き残れるように、食糧の支援などをご検討頂きたいです。一緒にゾウたちの生活を守っていきましょう。」

サラウィンのYouTubeチャンネルやFacebookページから支援をお願いいたします!
二ティパットさんはボランティアで世話をしています。そんな彼に、私たちも寄り添って、同じ土俵で支援を行えたら良いですね。

後日公開予定の支援記事も、ぜひお待ちいただければと思います。

なお、現地の失業ゾウ調査・支援チームでは、引き続き失業ゾウたちの支援を行っています。もし支援にご協力いただけるようであれば、noteのサポート機能からお願いいたします。
現在行っている支援や、「元失業ゾウ」についてはこちら↓をご覧ください。

また特に困難な状況にある失業ゾウに対する支援として、有料記事も公開しています。所有者へのインタビュー動画なども視聴出来ますので、ぜひ購入頂ければと存じます。手数料を除いた全額を、失業ゾウに寄付します。

ソーシャルメディアを活用することが難しいゾウや、特に困難な状況にあるゾウについては、寄付金による応援も受け付けております!noteのサポート機能をご利用ください。

よろしければ失業ゾウの支援のためにサポートをよろしくお願いいたします!いただいたサポートは困難な状況にある失業ゾウの支援のために使わせて頂きます!