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ボーグン&ノーンオーム&ボートーン | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介

サワディカー!お久しぶりです、ゾウの村の住人です。

前回の記事からしばらく時間が経ってしまいました。
この間、オヤジは事故に遭ったり、tomokoは熱中症と夏風邪で病院にお世話になったりとドタバタしておりました。

タイでは4月のソンクラーン(タイの旧正月、水かけ祭り)が一番暑い季節だと言われています。今年は例年以上に暑かったようで、一時期、周りには体調不良の人とゾウしかいない!という状況でした。
また、私がステイしているのは、木造の二階の部屋でエアコンもないため、しばらくは暑さでパソコンもうまく動いてくれませんでした。日本では真冬にパソコンの電源が入らないということがありましたが、暑くても同じように動作不良になるのだということを知りました。

さて、ゾウの村はやっと異常な猛暑も落ち着き始め、雨の季節に入りました。
失業ゾウについては、まだ家にいるゾウもいれば、新しい職場へと旅立っていったゾウたちもいます。

そんな中、今回紹介するのは、スリン生まれのボーグン(年齢不明)と、27歳のノーンオーム、16歳のボートーンです。3頭とも美しいレディです。

ボーグン、ノーンオーム、ボートーンは、コロナ前まではチョンブリーの観光施設で働いていました。ですが、観光施設がコロナ禍で廃業することとなったため、スリンに戻ってきました。

ボーグンの所有者であるジムさんは、コロナ前からスリン県でボープローイというゾウと暮らしていました。コロナ禍ではスリン県のプロジェクトで働くボープローイのチップ収入が少なくなったこともあり、ボープローイのYouTubeチャンネルやFacebookページを開設し、ライブ配信とオンライン果物販売をはじめました。
また、ノーンオームの所有者のルアンさんと、ゾウ使いのダムさん、ボートーンの所有者兼ゾウ使いのシンさんは高齢で、スマートフォンがうまく扱えないため、ボープローイと一緒にソーシャルメディア上での活動をしています。

現在配信されている動画やライブは、ボープローイがメインですが、一緒に暮らすボーグンとボートーン、そしてノーンオームの様子が映し出されていることもあります。

【ボープローイのYouTubeチャンネル】

【ボープローイのFacebookページ】

アンケートを行った時点で、ボーグンの今後の予定は未定ということでした。その時のジムさんによれば、ボープローイがスリン県のプロジェクトで働いており、ソーシャルメディアでの活動もそれなりに順調だということで、ライブ配信を続けながらスリン県内のプロジェクトに応募したいとのことでした。

以下、ジムさんからのメッセージです。

「この地域では、元々植物が育ちにくいこともあり、ゾウの食糧を十分に確保するのが困難です。ぜひゾウたちが十分に食べれる様に食糧の支援をご検討頂けましたら幸いです」

一方で、ノーンオームも今後の予定は未定であるものの、生活を成り立たせるのが難しい状況だということでした。ひとまずは、スリン県内のプロジェクトへの応募を考えているものの、他の選択肢も探しているとのことでした。

以下は、ルアンさんからのメッセージです。

「できればゾウの食糧の自給だけでもしたいと考えているのですが、十分な土地がありません。そのため、いまは食糧に関する支援をお願いしたく思っています。将来的にゾウの食糧を生産するための場所を作る様なプロジェクトが実施されると良いです」

ボートーンについても、安定した収入や支援がないため、生計を維持するのが難しい状況にあるということでした。ですが、ひとまずは、ボープローイのチャンネルを通じてライブ配信を行いながら、スリン県内のプロジェクトへの応募を待ちたちとのことです。

以下、シンさんからのメッセージです。

「いまはゾウの食糧のほとんどを外部からの購入に頼っているので、食糧代の確保が一番の問題となっています。ボートーンが十分に食べられる様になんとかしてやりたいと思っています。もしご支援をいただける様でしたら、ぜひ食糧に関する支援をお願いしたいです」

ぜひボープローイのチャンネルやページを通じて、ボーグン、ノーンオーム、ボートーンを応援頂けましたら幸いです!

現地の失業ゾウ調査・支援チームでは、引き続き失業ゾウたちの支援を行っています。もし支援にご協力いただけるようであれば、noteのサポート機能からお願いいたします。

「元失業ゾウ」と現在行っている支援についてはこちら↓をご覧ください。

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