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【名湯】宮城県東鳴子温泉・高友旅館

 おはようございます。年末進行ピーク、また北海道の寒さも本格化しており、自転車通勤は春まで封印。サウナも行けず、運動不足も相まって肩こりがひどいどうも私です。
今回は、旅気分を高め、疲れを癒やしたい熱を高めるため、名湯特集です。第一弾は何とも珍しいお湯、宮城県・東鳴子温泉の高友旅館をご紹介します。
高友旅館|宮城県大崎市鳴子 東鳴子温泉 湯治宿 (takatomo.co.jp)

ここは4種類の源泉、7つの湯壺が館内に点在しています。
メインのお風呂は大浴場の黒湯。大浴場は基本、混浴ですが、宿泊者に限り女性専用時間もありました。この湯は、鳴子温泉郷でも唯一の黒湯、鉄天然ラジウム泉だそうで、私がこれまで全国各地の温泉に入ってきたなかでも、ダントツ一位のインパクト。
泉質は、含硫黄、ナトリウム、炭酸水素塩泉、低張性中性高温泉となっていますが、なんと石油のような臭いの強烈な温泉なのです。

油臭の湯煙に包まれて、シーンとした長い歴史を刻んだ湯壺に使っていると、なんというか悟りの境地に陥った記憶があります。無になります。
湯はじわじわ体にきます。
そして夜は、一人で入浴していると少し怖くなるほどの静けさであります。

翌朝、お湯の威力に感動しました。何と、体のふしぶしが軽い。
肩こりって何だっけという、体の抜け感が、強烈でした。
強烈な威力の湯です。
尊敬する温泉研究家の郡司勇さんが「怪湯」と表現した意味が
少し分かった気がしました。

館内は、迷路のように入り組んでいます。
男女別の湯壺、家族風呂もあります。

湯治部屋に宿泊したのですが、流し台やガス、冷蔵庫、調理道具、もちろん布団もありました。

宮城に出向くのは、東日本大震災以降のここ10年の間、ほぼ取材旅行だったので、三陸の取材先で野菜や果物や魚介類などお土産を頂くことが多く、自炊部屋だと調理してすぐ頂けるのでとても便が良いのであります。
生鮮のほかにも、三陸には味噌や醬油、酒…
おいしいお土産がたくさんあります。

まちの動きやひとの思いを、これまで取材で見続けてきましたが、
今後は、震災のことだけではなく、
プライベートの旅行でも、宮城や三陸の新たな魅力も思う存分、
楽しんでいきたいですね。

名湯の記憶でした。それではまた。

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