11月30日

今日は連休二日目。朝起きたら書き置き。「ワカナがパン食べたからクレートに入れました。散歩とご飯まだです。」
なんだかやっちまった顔した犬の顔眺めながら昨日煮込んだおでんを温めながらコーヒーを淹れる。
テーブルが昨日のままなので片付けて洗い物しておでんとコーヒーで朝食を。意外に悪くない。昨日のカネコアヤノちゃんの演奏を思い出しつつ大根をほうばる。
ちょっと今後やってみたい動画作成などをしつつ、犬の反省ぶりを背中に感じて散歩に繰り出す。
途中によった公園で犬が嗅ぎまわっていたのでそのままボケっとしていたら様子がおかしい、地面いっぱいに猫えさが撒かれていた。大量に食べてご満悦の犬を引っ張っていつもの公園へ。朽ちた葉っぱが虫たちの寝床になっていて、犬は彼らを脅かすのが仕事。楽しいそうなので自由にさせる。
家の帰って少なめにご飯をあげて今日の予定を考える。すでに11時30分。最近の休みの日には映画を見に行くのが癖になっているので、テアトル系のタイムテーブルを見たところ、先日「リトルガール」を見に行った時に予告が流れていたリムカーウェイ監督の「カムアンドゴー」が気になる。兎丸愛実さんはインベカオリさんの作品で好きになって気にしている人だったので、見たいなと思っていた。13時25分上映。時間は既に12時。昼飯はまだ。平和台から乗れば12時30分でも間に合う。
昨日の残りご飯をチャーハンにしてかっこんで自転車のって12時35分。上映時間5分前にヒューマントラストシネマ渋谷へ到着。比較的小さいスクリーン3。映画は思いの外とてもよかった。もっと軽い作品だと思っていたのだけど。確かに軽いのだけど。その軽さが心地よくて先日観た「リトルガール」はドキュメンタリーなのにドラマのような作品だったのに対して、「カムアンドゴー」はドキュメンタリーのような匂いのドラマ作品だった。なんだか淡々としてるのがすごく喉越しよくて、いくらでも食べられる感じ。けど、難民問題や外国人労働者の低賃金雇用など目に移ってもボヤけて理解できてなかった現実がくっきりと描かれている。兎丸さんがすごくよかった。彼女のロードムービーがみたい。ドライな表情が切なくて、過去の憶測が膨らむ。いい役者さんなんじゃないかなあと思う。
ミャンマーの情勢により演者の女性は今女優の夢が断たれつつあるとのこと。そういう意味でもドキュメンタリーなのかな。
見ることができてよかった。
今年から見て良かった映画は必ずパンフレットを買うことにしている。10年前に買ったパンフレットが今になって意味を成しているから。あの頃の映画館の雰囲気、ドキドキと放心を思い出した。パンフレットは未来の自分へのプレゼントだと思う。
午前中にTwitterで知った村上仁美さんの作品を見に銀座の蔦屋書店へ。GINZA SI X に初めて入ったけど、6Fまでの道のりで貧乏人には眩しすぎる道のり。突然ブザーが鳴り出して「そこの貧乏人!止まりなさい!!」とアナウンスが鳴って前後左右に壁が降りてきてトゲの天井が降りてきたらどうしよう。と思ってジャケットについた犬毛をはらったりした。
実際に見た村上さんの陶芸彫刻作品は予想を遥かに超えて素晴らしく、しばらく動けなくなった。内臓や性器、皮膚の腫れや鬱血。全てが美しくて、儚さが溢れていた。物語は果てしなくて、作品の女性の気持ちが辛くて悲しくて。いい出会いだった。
折角蔦屋書店に来たので、川勝徳重さんの「アントロポセンの犬泥棒」と新井英樹さんの「ひとのこ」と推しの子6巻を買う。なんだか漫画ブーム。
奥さんが近くで働いているので、待ち合わせて帰宅。
帰って生姜焼き作っておでんと合わせてご飯。ハングオーバー3を少し見た。

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