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最弱スマブラプレイヤーは何を思うのか

はじめに

はじめまして。ほしうたと申します。

わざわざ全世界に向けて発信するほどの話ではないと悩んだのですが、どうしてもどこかに自分の気持ちを吐き出してみたかった、という理由で、ここのところずっと考えていることを書きなぐってみたいと思います。

タイトル通り、テーマはスマブラのお話なのですが、予めお断りしておきたいことがあります。

立ち回りの話や練習法、キャラ対策等々…誰しもが知りたいであろう、参考になるような情報はここにはありません。皆無です。ですから、そういったものを期待してこれを読んでしまうとがっかりするでしょう。代わりにここにあるのは、極めて個人的な心情、おそらく目にしてもつまらない話です。

それに加えてかなりの長文、どうしても時間が余って暇つぶしをしたい、という奇特な方は最後まで読んでいただけると幸いです。

現状と現実

前置きが長くなりましたが、簡単に私自身の紹介をさせていただきたいと思います。

スマブラはSPからの新規。過去作は「友達の家でちょっと遊んだことがある」程度の経験すらない、完全な新規プレイヤーです。

メインファイターはジョーカー、サブとしてごくたまにパルテナも使っています。

オンライン対戦での世界戦闘力は、これを書いている時点でお恥ずかしい話ですが8万程度しかありません。スマブラプレイヤーの方なら、この数字がどれくらい低いレートかお分かりだと思います。

一部ではこのくらいのレート帯を「逆VIP」などと呼ぶ向きもあるようですが、私がいるのがまさにその辺り。謙遜や自虐など一切なく、文字通り最弱のプレイヤーです。

ではこれくらいの戦闘力でオンラインに出てみるとどうなのか。

確かに、自分とほぼ同じくらいの実力だと感じる相手と当たることもあります。また、ひたすら同じ行動を繰り返し続ける人もいます。

しかしその一方で、「この人は明らかにもっと上の実力を持ってるんじゃないか?」と疑いたくなるような人とも頻繁に当たります。

こちらが少しでも迂闊な行動を取ればすぐさまコンボを叩きこまれ、ろくに差し返すことも出来ずに撃墜される。あるいは、崖外で綺麗に復帰阻止を決めてくる…そんな人たちが「逆VIP」なら、それ以下の私は一体何なんだろう?傍から見ればあまりに低レベルで嗤われてしまうでしょうが、私にとっての精神的ダメージは非常に大きく、今回この長文を書くことになった大きな動機となりました。

負け続ける日々

ゲーム内で閲覧することのできる「戦いの記録」を見ても、私のオンライン勝率は惨憺たるものです。我ながらあまりに情けなさすぎてため息すら出ません。

とにかく練習し、研鑽を積めば、今よりはいくらかマシにはなるかもしれない。それでもおそらく「ガチ勢」と呼ばれるような上位層には、私はなれないでしょう。

正直なところを言えば、我ながら半ば精神的に折れそうです。

いくら自分の弱さを自覚しているからと言って、対戦で負ける、それもワンサイドゲームでぼろ負けして悔しくないわけがない。ましてや、そんなことばかり繰り返すようでは…。

オンラインに出て数回対戦し、悔しさとストレスで若干気分が悪くなりそうになりながらオンラインから出る、なんてしょっちゅうです。下手をすれば翌日までそんな気分を引きずっていることすらあります。

でも、それでも私はスマブラをやめようとは思わない。これまでの自分だったら、もういい加減飽きてソフトを起動すらしなくなってもおかしくないのに。

それでもスマブラを続ける理由

だらだらと長くなってしまって申し訳ない、ようやく本題に入れます。

現在進行形で負け続けて心折られる日々が続いているのに、なおスマブラをやめない最大の理由。

このキャラをずっとメインとして使って行こう、そう決心したキャラ(ジョーカー)が見つかったから。

もしかして、くだらないと笑われましたか?強くなりたいとか勝ちたいとか以前の、そんなどうしようもない理由なのかと思いましたか?

でも、私にとってはそれが何よりの動機付けです。使って楽しいと思えるキャラを使うのが純粋に嬉しいし、面白い。

ガチ勢にはなれないと分かっていてもなお、私がスマブラを続ける理由は、少しでもジョーカーを使いこなせるようになりたいから。ただそれだけのシンプルな理由です。

そもそも、私はペルソナ3ポータブルの時からペルソナシリーズのファンでした。そこからペルソナ4ザ・ゴールデン、ペルソナ5と本編は遊んだほか、スピンオフ作品もいくつか遊んでいます。ちなみにシリーズで一番のお気に入りは3です。

そのペルソナシリーズからまさかの5主人公参戦を知った時の私の衝撃と喜びたるや。

そして配信日当日。実際に使ってみたところ、「触って楽しい」の一言でした。原作へのリスペクトに満ちた仕様はもちろん、元から機動性の高いキャラの方が好みだったこともあり、他のどのキャラより「しっくり来る」という感覚がありました。

実はそれ以前はメインとなるキャラが全く決まらず、いくつかほんの少しだけ使ってみてはやめる、の繰り返しだったのです。

正直なところ、灯火の星を一度クリアした辺りでモチベーションは完全に落ちていたのですが、ジョーカー実装を機にまたモチベが上がり、現在に至るという次第です。

先ほども書いたように、私は我ながら情けないほど弱いですし、例え努力を積み重ねてもそんなに上に行けるとは思えません。それでも、メインと固く決めたキャラで、自分が行けるところまでは行きたい。

ただ、今はこの現状から抜け出す道筋が見えず、何らかの取っ掛かりが欲しい。どこから手を付けたらいいのか分からない、自分の成長をまったく実感できないのはつらいものがあります。

それでも、きっといつかは今より成長できると思いたい。たぶん。きっと。

おわりに

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

身近にゲームの話を出来るような知人がおらず、ネットでもスマブラをプレイしている人と中々繋がりがなく、これまでつらつら書き連ねてきたようなことを一度どこかで文章として形にしたい、という思いがありました。

実力の方は相変わらずですが、参考になる動画を見て勉強してみたり、自分に出来ることはやろうとしています。まだまだ基礎が理解できてない感があるので、基礎から勉強中というところでしょうか…。

まずは世界戦闘力5桁から抜け出すのが当面の目標ですが、人間は欲深い生き物。万が一この先実力を伸ばしてVIPマッチが見えそうになることがあれば、その時はVIP入りが目標になっていることでしょう。そんな時が本当に来るかどうか怪しいものではありますが。

繰り返しになりますが、少なくともSPの間はジョーカーをずっとメインとしてスマブラを一から覚えていく、くらいの心づもりで行くつもりです。


ここまで割と真面目に心境をつづってきましたが、日ごろはもっと気負わずに遊んでいるつもりです。大会動画を視聴する楽しみも出来たし、複数「推し」プレイヤーも出来たし、趣味が一つ増えたような感覚です。

あまり思い詰めて楽しみを失ってしまったら、それこそ本末転倒というものですものね。時々深刻に思い詰めることもありますが…。

また、たまにオンラインで下手くそなプレイをしていることもあると思いますが、もしオンラインで私を見かけても指さして笑ったりせずにいて下さると嬉しいです。

私のくだくだしい長文にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。もしかしたら、またどこかで。


余談

ここから先は本題と外れた完全な余談です。でもどうしても一言書いておきたかった。あまり読む価値はないです。


例えば、11月の最後のスマブラダイレクトの直後の自分に、あるいは12月の発売日前日の自分に、「DLコンテンツ第一弾はP5主人公が来る、スマブラカウントダウンの最終日、発売日当日は副島成記さんの描き下ろし」と話したとしたら、「はいはい妄想妄想」と一笑に付されるだろう。

ペルソナQシリーズが3DSでリリースされているとは言え、1作目の女神異聞録ペルソナから一貫してPSでしか発売されたことのないペルソナシリーズから最新作の主人公がスマブラに参戦することになるとは、一体誰が予測できただろう。

元々SPで初めてスマブラを遊んでみようと考えていた私にとって、その発表はいい意味でとても信じられない知らせだった。

ペルソナ召喚時の「ブチッ」のカットイン、総攻撃の演出やカットイン、一枚絵、勝利時の演出、あるいはリザルトの演出や音楽に至るまで、一瞬ペルソナのスピンオフ作品を遊んでいるのかと錯覚を起こしそうなほど、実装されたジョーカーは原作へのリスペクトを感じられるファイターだった。

果ては、ただ単に来ると嬉しいなぁ…と空想だけはしていたP3主人公、P4主人公のMiiファイターのコスチュームまで。

DLC第1弾の配信から既に4か月以上が経過し、第2弾DLCの配信がされている今でも、私はこれらのことが本当に起こったことなのだと信じられない。

これはペルソナシリーズの1ファン個人としての思いとして受け取ってほしいのだけど、これを書いている現在では、ジョーカーはトッププレイヤーの多くからSランク(S tier)だとされている。

もちろん、自分が使うファイターが強いのは単純に嬉しい。誰だって、持ちキャラが「弱い」と言われるより「強い」とされた方が嬉しいに決まっている。

でも、本質はそこじゃない。

P5主人公がスマブラに参戦すると聞いたとき、本当に嬉しかった。実際の仕様を知った時、さらに嬉しくなった。

これだけはどこかで言いたかった。

桜井さんをはじめとする開発者の皆様、ジョーカーを愛を持って作ってくれて本当にありがとう。ただ感謝の一言です。


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