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\実績を支えるのは高い“チーム力”/ ELEMENTSのメインプロダクト「LIQUID eKYC」について、エンジニアメンバーにインタビューしました!

※こちらの記事は2024/04/17に公開されたものを、再編集しnoteに掲載したものです。

こんにちは。ELEMENTS・CTOの大岩です。
今回のブログは、当社プロダクト「LIQUID eKYC」インフラチームのメンバーインタビューをお届けします。

2019年の誕生から今日までその累計認証回数を伸ばし続け、今年2月にはついに4000万件を突破。今やELEMENTSのメインプロダクトともなった「LIQUID eKYC」の実績を振り返りながら、日々の開発やチームとして大切にしていることなどをフカボリしてもらいました!

【お話を聞いたメンバー】
LIQUID eKYC インフラチーム エンジニア
・野々山さん(2018年1月入社)※写真 右
・磯部さん(2022年2月入社)※写真 左


「LIQUIDeKYC」って?これまでの実績やチームについて

─ まずは簡単に自己紹介と担当している業務を教えてください。
野々山:LIQUID eKYC のインフラチームに所属している野々山です。サービスの安定稼働に向けて、クラウドインフラの設計や構築、リリースマネジメントを行っています。
磯部:同じくインフラチームの磯部です。LIQUID eKYCを中心に、その他のプロダクトも含めた横断的なインフラ構築・運用を行っています。

─では、 お二人が担当している「LIQUID eKYC」についても、簡単な紹介をお願いします。
野々山:
LIQUID eKYCは、オンラインで本人確認を行うために必要な機能をSaaS型で提供するサービスです。Webブラウザ上や、スマートフォンアプリ上で撮影した申請者の写真と、運転免許証やマイナンバーカード等の本人確認書類上の画像との照合を行うことで身元確認をするもので、2019年にリリースをしてからこれまで、200社を超える事業者様にご導入をいただきました。
銀行などの金融機関をはじめ、マッチングサービスやシェアリングサービスなど、そのフィールドは多岐にわたります。

─ ELEMENTSのプロダクトの中でも、これまで一番に伸長したサービスといえますよね。
野々山:
そうですね。本当に多くの事業者様にご導入いただき、eKYC市場シェア5年連続No.1*を獲得。2024年2月には累計本人確認件数が 4000万件を突破しました。
また、2023年時点で3年連続稼働率100%、つまりシステムの“ダウンタイムゼロ**”を実現するなど、運用面での高い安定性も実績のひとつとして築いています。
>> 「LIQUID eKYC」サービスページ

* ITR「ITR Market View:アイデンティティ・アクセス管理/個人認証型セキュリティ市場2024」eKYC市場:ベンダー別売上金額シェア(2019年度~2023年度予測)
** 計画停止を除く

─ そんな「LIQUID eKYC」ですが、どのような体制で開発・運用しているのでしょうか?
磯部
:体制としては、
・プロダクト企画
・カスタマーサクセス(営業チーム / 運用チーム)
・開発(R&Dチーム / 開発チーム / インフラチーム / QAチーム)
といったチーム構成で、まずはプロダクト企画がロードマップを策定。それに基づいて開発チームをはじめ、状況によってはインフラチームも構築に加わりながらリリースに至る、といった流れです。
月単位で計画を作成し、本番リリースは月に1回。
週単位で機能をどんどん出すようなアジャイルのスタイルがSaaSでは一般的ですが、LIQUID eKYCは、ご導入事業者様の基幹となるシステムに組み込んでいただくこと、そして品質に対し厳しい基準を持ったお客様にも納得してご利用いただくために、十分な動作検証の期間を設けていることから、月1回で安定したリリースサイクルを継続しています。

─ その中で野々山さんと磯部さんが所属しているのがインフラチームですね。チームそれぞれにカラーがあると思いますが、インフラチームはどんな雰囲気ですか?
野々山:
現在はマネージャーを除いて3名体制のインフラチームですが、メンバー全員が中途採用で入社していることもあり、やはり全体的には落ち着いた雰囲気ですね。それぞれに何かしらの経験や強みがあって、それを活かしながら仕事ができている印象です。
例えば磯部さんでいえばインフラにとても詳しかったり、また別のメンバーは、一つひとつのタスクを期限までに確実に進めることが得意だったり…。

磯部:少数精鋭ということで、意思の疎通がスムーズにできているとも感じています。オンラインでの業務がほとんどである中、コミュニケーションはうまく取れているな、と。
月1のリリースの際には必ず出社をしているので、オフラインでのコミュニケーションの機会ももちろんあります。

野々山:磯部さんはそれ以外にもけっこうオフィス活用してますよね?

磯部:そうですね。やっぱりワークスペースとして快適ですし、オン/オフの切り替えをスムーズにするためにも、リリース時以外でも出社することは多いです。

3年連続ダウンタイムゼロ**!
チーム連携、信頼…要因はさまざま

─ “3年連続ダウンタイムゼロ**”というお話が上がりましたが、こちらもすばらしい実績ですよね。ズバリ、その要因は何だと思いますか?
野々山:
まずはQA体制がしっかりしている点が挙げられるのではないでしょうか。プロダクト開発においてはエンジニアがQAを兼務することもあると思いますが、LIQUID eKYCのチームには独立したQAチームが存在していて、計画~実行まで手間暇かけて丁寧に行っています。
開発時のコードやテストももちろん大事ですが、そのうえで不具合がないかなどQAチームが細かく見ていくことで、より高い品質を保持することができているのではないかと。
次に、カスタマーサクセスである営業チーム・運用チームとのしっかりとした連携も活かされていると思います。例えば広告やキャンペーン実施直後など、急激にインフラへの負荷がかかることがあるんですが、そういった状況を事前に把握できるような連携体制を整えることによって、突然のサービスダウンを防ぐことができています。

─ 他チームとの関係性も大きく影響しているということですね。
野々山:そこはとても大きいと思います。あとはやはり、きちんと課題に向き合う姿勢も大切にしてきました。“100%完璧”な状態を保つのは難しい中ではありますが、「起きたことに向き合う。起こりそうなことにも目を向ける」。この繰り返しで安定性は高まっていると思います。

磯部:ダウンタイムゼロ**の要因としては、しっかりと後方互換性の担保をした設計をしている、という点もひとつなのではないでしょうか。例えばDBスキーマ変更の際には、まずは新規カラムの追加を行ってから、リリース後にあらためて古いカラムを削除するなど、やはりここでも丁寧さを意識しながら進めています。一般的には夜間にシステムを止めて変更を入れたりすることもめずらしくはありませんが、LIQUID eKYCの場合はそうではなく、開発チームも“無停止での変更”を考慮して開発してくれているんですね。そういったこともこの結果に結びついていると感じます。

─ なるほど。日常的なコミュニケーションもキモになりそうですが、他チームとコミュニケーションをとるうえで、何か心がけていることはありますか?
野々山:
チームをまたぐと同じものを指していても違うワードを使っていることがあるので、なるべく用語を一致させることを意識しています。何を指しているのか?が曖昧になったり、認識に齟齬が出たりしないように…ですね。
また、社外のお客様とのコミュニケーションが必要なシーンでは、営業チームや運用チームに一任しています。例えば、何かお客様にご理解いただきたいような物事を伝えなければいけないときも、営業チームや運用チームがお客様が納得のいく形で上手に伝えてくれることがこれまでも多々ありました。そういった経験を重ねてきたこともあり、信頼することができています。

磯部:たしかに、営業チームや運用チームには私もおまかせしているところが大きいですね。技術的な事情をそのままマルっとお客様に伝えようとしても難しいものがありますが、社内においてはまずは正直ベースですべて伝えようと。それをお客様にどう伝えるか?は信頼のうえでおまかせしています。

** 計画停止を除く

「LIQUID eKYC」インフラチームのこれからについて

─ では、チームの今後についてもお聞きします。「こんなチームでありたい」といった目指す姿はありますか?
野々山:
「累計本人確認件数4000万件」という数字からも、LIQUID eKYCは“社会インフラ”としてのニーズも高まっていることは確かです。なので、プロダクトのさらなる成長はもちろん、社会インフラとして今後も安定して稼働させ続けること。そして、お預かりしている個人情報をセキュアに運用し続けることへの意識を高く持ったチームでありたいですね。
また、エンジニアでありながらも、ビジネスへの寄与も忘れてはいけないと思っています。インフラコストを低く保ちながら運用することによって、会社への貢献ができるんだ、という認識を各メンバーが持つことはとても大切なので。

磯部:私は、いわゆる“社内受託チーム”にはならないように…ということを意識しながら、これからのチーム像を描いています。企業が成長していくと、企画サイドから落ちてきたタスクを黙々と進めていくような毎日になってしまう、といったケースもよく見られがちですが、それでは自社システムを開発している醍醐味がないですよね。「言われたことだけ、納期を守ってればOK」といったスタンスではなく、それぞれがオーナーシップを持って、いかに自分ごととして仕事ができるか?が大切。
今のインフラチームはそれができているので、これからもこのマインドを守っていきたいと思っています。

─ 最後に「こんな人と一緒に働きたい!」といったメンバー像があれば教えてください。
野々山:
やっぱり、ELEMENTSのプロダクトを好きになれる人!です。きっかけは何でもいいし、入社前から必ずしもそうである必要はないんです。でも「自分が携わっているサービスはこういう風に社会に役立っていて、大きな意義のあるものなんだ」と認識することはとても大切なのではないでしょうか。僕も入社前は、認証の領域が好きだったりくわしかったりしたわけではありません。なのでこれから入社される方も、ELEMENTSで仕事を続ける中で、そういったサービス、プロダクトへの愛が増えていってくれるとうれしいです。

磯部:私は、いろいろな物事を“自分ごと”として捉えることのできる人です。
例えて言うなら、Slackのグループメンションにしっかり反応できる人というか…。
チーム全体に呼びかけているものに対して「誰かが答えてくれるだろう」ではなく、率先して答えていく姿勢はとても大切だと思います。そんな、あらゆる物事において“自分ごとマインド”を持った方とぜひ一緒に働きたいです!

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これからの時代の社会インフラとして、“当たり前”の存在になるであろう「LIQUID eKYC」。
メンバーそれぞれのプロダクトにかける想いはもちろん、 そんな未来に向けたワクワク感も一緒に感じていただけたらうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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