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乾ききった接着剤はなぜくっつかない?

 はいどうも、エレメントクリエイターズのまったりミクロです。
 今回は「なんとなく気になった」ということで
 のりや接着剤がなぜくっつくのか、また乾いたらくっつかなくなるのか
についてご紹介させて頂きます。
 ※本記事はいくつかある接着方法の内の「アンカー効果」についてです。

ものをくっつけるのに使うのはのり(接着剤)

 これって当たり前ですよね。
 では「のり」や「接着剤」はどうしてくっつけることが出来るのでしょうか?

 私はその謎を解明すべく、のりとボンドをくっつけてみました。
 両者の蓋が開かなくなりました。

 皆さんは、のりや接着剤を利用していて
 たまにこう思うことはありませんか?
 「こいつ、蓋が開かねぇ!」
 「なんでここで乾くの!」

 以上のような体験から、接着剤は乾くことでくっつくのだ
 ということは感覚的にご理解いただけると思います。
 では逆になぜ乾ききった後の接着剤にモノはくっつかないのでしょうか?

 それに起因するのが「アンカー効果」と呼ばれるものです。
 通常接着剤は液状(ないし柔らかい状態)になっています。
 液状ではペタペタしますが完全にはくっつきませんね。

 では液状の接着剤にモノを乗せてみましょう。
 するとおそらくですが「接着剤の形が変わる」と思います。
 当然ですね、液状のモノを押しつぶしたのですから
 接着剤はモノの形に添って変形しますよね。
 これがミソです(そういえば味噌も変形しますね)。

 物体の表面には私たちの目には見えない凸凹があります。
 この凸凹の隙間に接着剤が入り込むには、液状である必要があります。
 乾いた状態ではこの隙間に入り込めないのですね。

で、す、の、で、接着の原理としては

 1.液状の接着剤がモノとモノの間に挟まる
 2.接着剤がモノの凸凹に入り込み、隙間が満たされる
 3.接着剤が渇いて固まる
 4.凸凹に接着剤が引っかかって動かなくなる

 ということになります。
 これが渇いてからだと

 1.固まった接着剤がモノとモノの間に挟まる
 2.モノ、接着剤、モノのサンドウィッチが完成
 3.隙間に入り込まないので引っかからない
 4.サンドウィッチよろしくそれぞれがバラバラになれる

 つまりくっつかない

 そういえばサンドウィッチの語源は作った人の名前だとも、砂(サンド)と魔女(ウィッチ)以外なら挟んで食べられるからだとも言われていますね。

 そんなこんなで接着剤のお話でした。
 当然ながら皆さん、目薬と間違えて接着剤を目に入れないように気を付けて下さいね~(過去にそういった事件あり)
 ではでは~。

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