2pickで中級者になるための10のこつ。

最近、プロ選手による2pickの配信の影響もあり、2pickをはじめた人が多くなっているように感じます。

今回はそんな2pickを始めた方に向けて、中級者になるためのこつを10こ、お伝えしようと思います。
勝ち悩んでいる方は是非最後まで見て言って頂けますと嬉しいです。いくつか参考になることがあるかもしれません。

【カードpick編】

①クラスの特徴を捉える。

まず最初にリーダーを選択しますが、その際に選ぶクラスの特徴を理解する事は非常に重要です。盤面形成が得意、打点が豊富、リソースが潤沢、除去が強力、回復が優秀などそれぞれのクラスのカードプールによって出来ることがある程度決まっています。特に提示回数の多いブロンズ、シルバーのカードの性能を理解することでそのクラスの特徴を捉えられます。
基本的には、得意なことを伸ばす方針でpickするのが良いですが、苦手なことをこなせるカードは時に重要な役割を果たします。

②勝つ試合展開をイメージする。

最初の金虹のpickは重要です。2pickでは金虹の強力なカードは限られた枚数しかデッキに入らないため、とても貴重な存在だからです。
特に、金虹のカードはフィニッシャーになることが多いので、金虹の選ぶ際には勝つ試合展開をイメージすると良いでしょう。
例えば、強力な疾走や打点カードが提示されている際には、序盤に強いカードや打点カードを優先的に選びます。逆に、1枚で勝てるカードや戦況を大きく有利にできるカードがある場合は、そのカードを引くためのリソースやそのカードまで耐える回復、除去カードを優先的にとりたいです。
常に、このデッキはどのようなプランで勝つのかを考えてpickをすすめることは重要になります。

③バランスを考える。

pickの中盤〜終盤にかけてはバランスも考えて選べるとよいです。勝つプランに沿ってpickを進めているとどうしても足りない要素が出てきます。例えば、打点に寄せたpickをしている時は除去や回復が少なくなるというように。デッキの方針が固まった中盤〜終盤にかけては足りない要素を優先的にpickするとデッキのバランスがよくなります。

④各レアリティで取りたい種類のカードを意識する。

2pickではレアリティごとに提示されます。そのため、それぞれのレアリティでもクラスと同様にカードの種類に偏りがあります。特にカードパワーの高いカードは優先して選ぶことが多いため、時に偏りが大きくなることがあります。
例えば、シルバーで盤面形成が非常に強力なカードがあれば、シルバーの提示ではそのカードを優先的に選ぶことになります。そのためリソースカードや除去カードをシルバーでは取りにくい状況になるため、ブロンズでリソース、除去カードを選ぶことを意識すると良いでしょう。
それぞれのレアリティ毎にも特徴がある事を踏まえてpickを進めれば、完成した後にバランスの悪いデッキに後悔することも減るでしょう。

⑤負ける試合展開をイメージする。

時に提示で非常に悩ましい2択の選択を迫られる時があります。どちらの選択も同程度な強さに感じる時です。そんな悩ましい選択では負ける試合展開をイメージして、その対策になるカードを選択するとよいです。特定のカードの対策カードや、特定の状況を想定した時の回答札は悩ましい選択の時にはひとつの選ぶ理由になるのです。

【試合編】

⑥相手のクラスの特徴を理解する。

pickがおわり、実際に試合がはじまると相手のクラスがわかります。その際に考えて欲しいのは、相手のクラスはどんな特徴があるのかです。これはカードpick編でも解説しました。
そして、更に自分のデッキとの相性も考えなくてはなりません。例えば、相手が盤面形成が得意なクラスだとしましょう。自分のデッキに除去が強力なカードが何枚もあれば問題ないですが、あまりpick出来てない時は序盤から慎重にボードトレードをする必要があるかもしれません。
これは盤面、打点、リソース、除去、回復でも同じで、相手のクラスに寄って立ち回りが変わることは珍しいことではありません。意識することが重要です。

⑦シナリオに沿ったマリガンをする。

さて、マリガンはどうしましょう。2コスのフォロワーは持つべきでしょうか?答えは「デッキによる」。
マリガンではpickの際に考えていた勝つためのシナリオを思い出すことが大切です。
序盤から攻めるデッキであれば、1コスも2コスもキープしますが、特定のカードで勝つデッキであればそのカードを全力で探しに行くこともあります。
勝つためにはどのカードをプレイすればいいのか、を考えてマリガンすると良いでしょう。
また付け加えるならば、相手のクラスによってもマリガンは変わります。除去や回復が得意なクラスを相手にする時は序盤の攻防よりも中盤以降を重視して2コスを返すマリガンをするかもしれません。2パスしても大した痛手にはならないからです。逆に攻めるのが得意なクラスに2パスをしてしまえば・・・、2コスはキープした方が良いでしょう。

⑧自分のデッキの中身も公開情報。

公開情報とは何でしょう。普通は、盤面、体力、自分の手札、相手の手札の枚数ですが、2pickでは自分の残りのデッキも重要な公開情報です。残りのデッキには何が入っているのかを意識することが大切です。特に金虹などの強力カードは意識しましょう。
デッキに回復が豊富であれば多少ダメージを受けてもあとから回復すれば良いと判断できますし、打点が強力であれば多少無理して攻めたとしてもダメージレースで勝つことができます。手札だけでなくデッキの中身も意識することでより正確なプレイに近づけます。

⑨相手のデッキを予想する。

これは非常に単純ですが、なかなか実践することは難しいです。
2pickでは提示される種類、枚数が決まっているので相手のデッキを予想することができます。特に金虹は3度しか提示されない上に、クラスによって取りたいカードが明確なことが多いので予想もしやすいです。例えば、強力な金虹が既に2枚プレイされていれば、相手のデッキの残り1枚を、警戒しながらプレイします。(稀に強力な金虹が6枚入ってることもありますがそんな時はお相手に拍手を。)逆に非常に弱い金虹がプレイされている時は、そのカードを取ってまでとりたい金虹がデッキに含まれていることがわかります。警戒度を一層あげる必要があります。これはシルバーブロンズにも応用出来ますが枚数が多い分少し難しいです。まずは金虹で意識し、慣れてきたらそれぞれのレアリティで意識すると良いでしょう。

⑩ 負けない動きと勝つための動きを天秤にかける。

2pickでは構築に比べて、負けるパターンが分かりやすいです。これは組み合わせで負けることは少ないので、1枚のカードを考えれば良いからです。このカードが来たらリーサル、このカードが来たら盤面を返されるといった負けるパターンは何度か経験すれば分かるようになります。そんな時、そのカードをケアした方が良いのでしょうか。
大事なことは勝率をあげる選択をすることです。
ある択をとった時、特定のカードで負けてしまうという時は、ケアすればどれくらい勝てるのか、とケアしなければどれくらい勝てるのかの勝率を天秤にかけてプレイをすると良いです。
ただ、勝率が明確に分かることは少なく、感覚としても難しいことのほうが多いです。
そんな際に役立つヒントは、
「不利なら割り切り、余裕があればケア」です。
元々、勝率が低いのであれば、なければ勝ちに書ける方が勝率が高くなることが多い、逆にそのカードでしか負けてないといった余裕のある場合はケアすれば自然と勝てる、という考えです。
実際に勝率を考えるのが難しい場面では、この簡単なルールが意外にも正確なプレイに近い気がします。

最後に

以上、10このコツでした。
2pickはもちろん運も絡みますが、競技性が十分にあると思っています。上達すればその分勝率も上がるでしょう。
ここまで読んでくださった皆さんにとって、これらのこつがひとつでも参考にならば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?