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131023 13日の金曜日

きょうは新学期始まってからの初めての休日だったので、頑なに起きずに横になってた。
お昼ごろ寝ているのが無理になってきたから身体を起こした。
今年度は金土日の週休3日で、去年は水金土日の週休4日だったので、そっちのほうがよいような気もするけど、そのときは1日6時間教えていてかなり疲れたので、1日長時間教えるより4時間を4日ずつ教えるほうがいいのかもしれない。

水だけ飲んで、外に出る。
ベッドで横になりながら、お昼はタイ料理屋に行こうと決めていたので、実行する。
タイ料理屋は閉まっていて、誰もいなかった。
ランチ営業しているはずなのに。
ドアベルを押すと店のひとが出てきた。
そのひとは不機嫌そうにわたしを見るんだけど、それが冗談みたいだったのでつい口元が笑ってしまう。
オープンしていますか、と訊くとすごく嫌そうに、してるという。
店に入る。
いつもの親切なひとが現れ、たべたかったオータムロール(ふつうはサマーロールなのにここのはオータム)を頼むと、申し訳ないけどきょうはないのです、という。
しょうがないので、ふつうの揚げ春巻きとフレグランスバジルの効いた野菜炒めを頼む。
その野菜炒めはなんだか量がとても少なくて、何かが間違っているような気がしたけど、そんなにたべられないからその量でよかったのかもしれない。
でも、合計で£23(4000円)だったのでその量は間違っているとおもった。
ロンドンはもはや何もかもが高い。

たべ終えてさっさと帰る。
薬局でインフルエンザの予防接種をしてもらえばよかった。
火曜日に、忘れなければ。

コロナもインフルエンザもふつうの風邪も、学生と接しているとすぐに感染してしまう。

その後、学生数名にメールをしたり、同僚の先生にもメールを書いたりした。

きょうは20年以上会っていない、旧友のイタリア人Rに会う約束をしていたんだけど、例のハマス旧指導者の声明に怖気付いて外出を取りやめたのだった。
13日の金曜日に、世界各国に散らばっているハマス支持者に対して、聖戦をしろ、みたいな煽る内容で、公共交通機関は危ないという噂が流れていたのだった。
でも、ロンドンでは特に何もなかった。
パリではあったみたいだけど。

学校が始まって、忙しくしている。
学生に囲まれて学生の個性に触れるたびに、おもしろいことが起きる。
よく笑っている。
みんな一生懸命日本語を勉強してくれる。
みんなの青春のなかに自分も紛れ込んでいる。

そんな感じなので、1日に1、2回はCのことを思い出すけど、だいぶ離れたとおもう。
自分の世界で叶わないことがあるのは残念だけど、叶わないことが自分に与えられているなら今はそれを受け入れて静かにしてる。
だいぶジタバタしたので、もう全部やったという気持ちでもある。

今までは、絶対に手に入れる!という壮大なポジティブ思考があったとおもう。
仕事も、永住権も、物件とかも、そのようにして手を伸ばして掴み取る自分だったような気がする。
でも、割と力尽くだったから、いくつかの幸運は間違いだったのかもしれない。
そのときに幸運だとおもっても、結果的に幸運ではない場合もあるでしょう。
例えば、永住権。
永住権が取れてしまった。
取れなかったら、日本で暮らしていたはず。
そうであるなら、こんなに孤独にはならなかったかもしれない。
この前ちらっと目にした(よくは読んでいない)しいたけ占いのひとの文章で、どっちに進もうが結局は半分は正解、半分は不正解、というのがあったけど、まあそうかもしれない。
そして在英でない自分というものは考えられないというところまで来ているから、やっぱりこれが正解でもあるのではないでしょうか。

まあ、すべては自分が決めればいいことだけど、自分は騙せないから思い込むにしても難しい。
最近のわたしはちょっとヨワヨワだけど、でもそういうときが必要なのもわかってる。
そうでなかったらツヨツヨメンタリティで無敵感丸出しで、おもしろくない。

今は自分にやってくることを受け入れる練習をしているみたいで、だから思い通りにいかない結果がやってきて、わたしはほんともう受け入れるしかない状態になってる。







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