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モバイルディスプレイ縦置きスタンド自作

GWを利用して開発環境の効率化を行いました。
最近、価格・性能共にこなれてきたモバイルディスプレイを購入し、自作の縦置きスタンドと組み合わせてテキスト作業を快適にする計画です。

先ずはモバイルディスプレイの調達です。
・老眼なので、サイズは迷わず15.6インチ
・現状システムフォントを125%にして文字が読める設定にチューニングしているので解像度は1920 x 1080で充分
・ゲームに使用する予定は無いので、周波数には拘らず
・堅牢な構造
・バッテリー非搭載(バッテリーの寿命が製品の寿命になるのが嫌なので)

”ARZOPA”と言う聞いたことのないメーカーなのですが、600以上の評価数とネガティブ評価が購入目的とのミスマッチで、不具合に関するものが少なかったのを参考に以下をチョイス(型式:S1 Table)。

ARZOPA モバイルモニター 15.6インチ モバイルディスプレイ ゲームモニター 薄型 軽量 非光沢IPS液晶パネル スイッチ用 ポータブルモニター 1920x1080FHD HDRモード USB Type-C/mini HDMI/ミラーリング/スマホ/ PS4/PS5/Switch/カメラ/XBOX ONE/PC/Macなど対応 スピーカー内蔵 スタンドカバー付き 在宅勤務 テレワーク リモートワーク アルミ合金製 日本語取扱説明書 S1 Table
(ARZOPA S1 Tabeを使った感想は好みの画質に調整でき、アルミ筐体の剛性感に満足しています。コストパフォーマンスは高いと思います)

設計

モバイルディスプレイの外形寸法を測定し、モデリング(実測: 354mm x 220mm x 9.3mm )
・レーザー加工機によるカットを前提にした設計
・ベゼル部分の幅が5mmだったので、5mm厚のアクリル板で挟む構造
・持ち歩く前提にて、シンプルな分解・組立構造

Fsion360にて設計

5mm板に側面押さえの2mm板を接着(M2×6で位置決め)したものを2個(左右があるので接着時には注意!)横幅を決めるのに5mm板と強化アクリル1mm板の6部品。
はめ込みで組立を行います。
ディスプレイ毎に寸法調整が必要ですが、参考データを添付します(取り扱いは自己責任でお願いします)。

使い勝手

目的のソフトウェア開発環境は快適でした。
下図は縦置きモニター側のスクリーンショットですが、ミニマップ(右)に1700行以上表示されます。
サッカーライトウエイトのプログラムがミニマップ上で全て見えている状態です。

縦置きディスプレイ側のスクリーンショット(VisualStudio2019)

データシートの閲覧など、テキスト作業は2ページ弱が見えているので、非常に捗ります。
以下はPDF閲覧の例です。

縦置きディスプレイ側のスクリーンショット(秋月電子AE-CH340E取扱説明書)

持ち運び

重量は実測にて719g、スタンド兼カバーを含めると1190gです。
以下はスタンド兼カバーの上に分解状態の縦置きスタンドを置いた状態です。

縦置きスタンド分解

このセットで汎用の15.6インチPC用カバーに収納できます。

モバイルディスプレイ+縦置きスタンド 収納状態

上部のしわが付いている部分から下に収まっています。

御参考まで。

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