エレクトーン譜の「絶版」という壁
この間までこのアカウントを動かしている暇もないぐらい忙しく、やっと一休みしている。
近況報告もかねて綴ると、最近、エレクトーンのアンサンブルに挑戦する機会が増えた。大変喜ばしい話である。
ところが、最近、大方目星をつけた段階で楽譜が入手できるか確認すると、絶版となっている(=買えない)ことが多く、これが大変悩ましい。
出版がこんなにも楽譜がすぐ絶版になるものかな、とも思う。
エレクトーンはプレイヤー人口自体が少なく、仲間を見つけるとそれだけでテンションが爆上がりできるような楽器なので、楽譜の売り上げもシビアなな状況なんだろうが、そうであっても、もう少しばかりどうにかならないのだろうか。(※とはいえ、著作権関係の問題という話もあり、この場合どうしようもない)
どうすればいいのか
方法1 無理矢理買う
とはいえ、諦めたらそこで"試合終了"である。
絶版と知ったら、まずAmazon辺りを探ろう。運が良ければ出品がある。
しかし、これらの非正規ルートで買うとなれば、本来の価格を多分に上回る出費を要することは目に見えている。実際、この方法で入手したときは、定価の2倍の金額を払った。
もっとも、基本的に出回っていることはないので、期待値は低めである。
方法2 国会図書館で複写
あるいは、国立国会図書館を使って楽譜を入手する方法も考えられる。
運よく国立図書館が絶版譜を所蔵している場合には、「複写サービス」を使えば、楽譜を手に入れることが不可能なわけではない。
複写サービス|国立国会図書館―National Diet Library (ndl.go.jp)
住んでいる場所によっては国会図書館の東京館か大阪館に出向くの自体困難かもしれないが、NDLの登録利用者であれば、遠隔複写サービスを利用することができる。
もっとも、国会図書館ですら所蔵していない場合があるのは勿論のこと、会員登録をするのには時間がかかる。それに、遠隔複写サービスの利用は、「複写したい資料と複写箇所が正確に特定できている場合」という条件がついている。
方法3 譲ってもらう
ヤマハでレッスンを受けているなどの事情で先生がいる場合や、近しい人がエレクトーンプレイヤーである場合には、その人に楽譜を持っているか尋ねる、というのが一番手間要らずで安心できる方法だろう。
そうすれば、定価の倍で楽譜を買う必要もなければ、遠方の図書館に出向いて探すこともない。
しかし、既に楽譜を廃棄してしまったとか、そもそも持っていないという可能性の方が基本的には高いだろう。無いものの譲渡はできない。
以上の方法を検討してもやはり入手であるならば、残念ながら諦める他あるまい。これがエレクトーンを弾くに当たって感じられる、一つの高い"壁"である。
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