宵目の女王の本名が判明
考える金仮面卿のワンポイント考察です
この度びついに、長らく謎に包まれていた宵目の女王の本名を解き明かしたので共有します
宵目の女王に関しては、神肌関連で名前が出てきます
指から神人にまで選ばれているのに全く情報が出ず、DLCで続報が期待されていましたが触れられず、このまま迷宮入りか、と思われていました
しかし、膨大な考察の末、巨大な連立方程式を解くことで、ついに宵目の女王の正体と、本名が解明するに至りました
以下では、その結論だけ抜粋して簡単に読めるようにしています
途中を省いていますが、是非ご一読下さい
5.老いた雪魔女 ≒ 宵眼の女王と考える根拠
レナの魔術師塔で手に入る雪魔女装備ですが、気になることが2点
①使われているのは、色味的にどうやら狼の毛皮である
②それとは別に、ローブから、編み癖毛のツインテールのような飾りが下がっている
狼、ツインテール
「宵眼の女王」
老いた雪魔女とは、宵眼の女王、そのメタファーNPCなのではないでしょうか
だとしたら、様々なことがいっぺんに説明できます
①雪魔女という名
カーリアの魔術は、星見が発祥であることは繰り返し見てきました
星見は、聖別雪原の高地で発達しました
そこに、宵眼の女王は多くの一族の墓標を立てます(前述)
そこで弔う霊を使って、そのエネルギーを魔術とする
青白いエフェクトを放つ、祖霊魔術。それは寒冷地で冷たい魔術となりました
それが全ての魔術の元祖となる、「冷たい暗月の魔術」です
また、霊を戦闘に活かすという発想は「遺灰」とも共通しています
恐らく遺灰も、宵眼の女王の開発した技術です
冷たい暗月の魔術は、アステールの襲来を経て、輝石魔術に塗り替えられました
星見も廃れ、冷たい魔術は現在異端とされています
ラニは、そんな異端の冷たい魔術を、老いた雪魔女から直接教わっています
これは、老いた雪魔女が、宵眼の女王本人のメタファーNPCであることを示しているのではないでしょうか
②ラニは、幼い頃、森の奥で雪魔女に出会った
リエーニエ北東の森の奥には、ウルドの王朝遺跡がありました。それは、宵眼の故郷です
幼いラニが雪原に行くのは無理ですから、宵眼自らゆかりの地に降りてきてくれたのでしょう
宵眼の故郷で魔術を学ぶのも、また自然なことです
これもまた、老いた雪魔女が、宵目の女王であると考える根拠よ一つです
③ラニは、出会った時、トレントの古い主からはぐれ狼の遺灰を託された、との趣旨のセリフを言いました
ですが、そもそも、ミケラはどうやってトレントを得たのでしょうか?
ミケラは本来、遺灰を持つようなキャラクターではありません
でもトレントは一時、ミケラと共にあった
入手経路は?
野生の霊馬を見つけて捕まえたのでしょうか
そうではなく
もしトレントもまた、もともとラニの持っていた遺灰の一つなのだとしたら
それを同じように肉体を捨て霊の姿になったミケラに貸したのだとしたら
そしてトレントも、はぐれ狼も、それらの遺灰はラニが、修行時代に老いた雪魔女から託されたものだとしたら
この古い主とは、ミケラではなく、老いた雪魔女、すなわち宵眼の女王なのではないでしょうか
確かに、ミケラから託されたのであれば、古い主、ではなく、前の主、とか言うでしょう。古いというからには、かなり昔の持ち主と解するのが自然です
④ラニ人形のモデルが、雪魔女である理由
しろがねの血を引く各キャラクターには、個別の表層意識があります
しかし、深層意識では個は意味を持たず、集団的意識が支配しています
そのことは前に述べました
つまり、このラニ人形の魂、すなわち我々がラニと呼んでいる魂ですが、その魂の深層意識は、ラニがラニである保証がありません
集団的意識の長、宵眼の女王でありうるのです
最初で最後の王としての、宵眼の女王の姿
それがラニ人形の老いた雪魔女だとしたら
ラニが雪魔女をモデルにした、のではなく、宵眼の女王がラニの深層意識を乗っ取った
それがノクスの血族を見たときの、正しい王女の理解なのではないでしょうか
⑤模倣はやがて再誕となり いつか、王になる の実現
老いた雪魔女 ≒ 宵眼の女王 ≒ 魔女ラニ
その図式で考えると、
・模倣(人形)は
・やがて再誕(宵眼の女王がラニに転生して産まれる)となり、
・いつか、王になる(星の世紀エンド)
となり、テキストが、現実のものとなり見事に回収されます
ラニは、正当にカーリアの血統を継ぐ宵眼の女王の子孫です
それを改めて理解して頂くために、ここで簡単に、宵眼の女王の生い立ちを振り返ります
<宵眼の女王のバイオグラフィー>
①ウル王国前史、死の幻視を宿した神性の子として、
父ウルのもとに宵眼誕生
②その卓越した能力で父ウルを助け、一族を王家に
まで上り詰めさせる
③そうして最初にできたしろがね人の王国が、ウル王朝
④しかし、しろがね初の第0世代は、体が下半身から
徐々に樹根化し、やがて一本の白く細い木になって死ぬ
という奇病に冒されるのは前述した
⑤宵眼の女王は、それら樹根化し亡くなった祖先を弔う
ため、また、星見という占星術を研究するため、聖別雪
原に移住
⑥そこで隣人だった炎の巨人族、その男の一人と契り、
初の混種を成す。最初の一雫。それが全ての諸相を宿した、
種の保管庫に吊るされている巨人
⑦その子孫は、トロルや、ザミェル一族、そして大きな体
をしたしろがね人などに派生。宵眼の残した王家の直系
子孫も、密かに聖別雪原で王家の血を継いで生き残った
その末裔が、レナラであり、レナラの子達、ラニである
⑧ラダゴンもまた、坩堝の諸相を通じて炎の巨人の赤髪が
発現している。炎の巨人の子孫たるトロルの末裔、
レナラと、炎の巨人の諸相を持つラダゴン。運命の出会い
だったかも知れない。そういえば、種の保管庫に吊るされ
ている全ての坩堝の諸相の巨人はラダゴンにプロポー
ションが似ている
⑨宵眼に話を戻す。星見から派生する、冷たい魔術や、
遺灰の技術などを開発する能力をメーテールに買われ、
ファルムアズラの神人に抜擢される
それ以降のファルム時代の宵目の女王については本考察の過去回で考察したとおりです。
ここで大事なのは
・宵眼の女王が、星見の隣人たる炎の巨人、その男性の一人と出会って(たぶん寒い中を温めてくれたといった、馴れ初めがあったのでしょう。詳しくは→こちら)最初の王家の子をなしたこと
・その子が、種の保管庫に吊るされている標本である、全ての坩堝の諸相の巨人であること(その正体は誰にも知られていない。ただ貴重で重要で謎の多い標本として保管されている、多分)。また、最初のトロルであること
・それが、ファルムの王家の二人の娘(永遠の都で遺体の双子)よりも前に産まれた、宵目の王女最初の子であること
・秘密裏に宵眼の血を継いで、レナラ(高身長)やラニ(生前は高身長)の女王まできていること
が重要です。その上で、
上記のテストを読むと、
・銀の雫は、「宵眼の女王」を模倣する
→ 宵眼の女王≒老いた雪魔女 模倣→雪魔女の似姿のラニ人形
・模倣ははがて再誕となり
→ ラニは宵眼の女王の再誕(転生)である。だから自ら冷たい魔術を仕込んだ
・いつか、王になるのだという
→ 星の世紀エンド
と、完全に上記の謎のテキストを受けて、解釈できます
それが、老いた雪魔女が、宵眼の女王のメタファーNPCである根拠の一つになります
⑥ラニは出会ったとき、レナという偽名を使いました
しかし、④を考えるとき、それは偽名ではなかったのかも知れません
”ラニの言葉には、フェイクがある”と前に言いました
思えば不自然でした
・なぜラニの魔術師塔よりもずっと後に、さも、より重要な塔であるかのように、「レナの魔術師塔」が開放されるのか
・なぜそこに、老いた雪魔女装備一式があるのか
・そもそも、名はシンプルなものから、世代を超えて複雑になってゆくものです
レナ → レナラ → レラーナ
お分かりでしょうか
最後に、宵眼の女王の本名を書いて終わります
「レナ・カーリア」
それが宵眼の女王の本名です
この結論に至るロングバージョンは →こちらに記載しています
他の考察はこちら↓
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