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バインダーテープの付け方のコツ

11月27日に販売を開始いたしましたキルティングベストの型紙、たくさんの方にご購入いただき感謝申し上げます。

有り難い事に先週は発送作業に追われておりました。

そろそろ皆様のお手元に届く頃かと思います💌

皆様がどんな風に仕立てて下さるのかとても楽しみです✨

出来上がった作品に#エルカアンドイエニをつけてSNSに投稿していただけたら、とてもとても喜びます🥹✨

さて、このキルティングベストに使用するバインダーテープですが、初めて使うという方も多いのではないでしょうか。
慣れてしまえば両折れのふちどりテープを使うより行程が少ないですし、高級感も出るのでおすすめです!

まず、バインダーテープを付ける前に裁断したキルティングの端には、全て捨てミシンを入れて下さい。

捨てミシンとは、その名の通り「捨てる」ステッチの事です。表から見えない場所に入れるのでそう呼びます。

柄が上下逆方向な事に今気付きました

ミシン目を細かめ(1.5mm〜2mm)に設定し、生地端から3mmくらいの所にステッチを入れます。

今回の捨てミシンの目的は、キルティングステッチのほつれ防止と、キルティングの厚み軽減のためです。

捨てミシンを入れないと、キルティングステッチが端からどんどんほつれていってしまいます。

捨てミシンを入れていない下端のステッチがほつれています

捨てミシンを入れ終わったら、バインダーテープを縫い付けていきます。
キルティングの裏面にバインダーテープを写真のように乗せて、まち針で固定します。

ここでのポイントは2点。

1点目は、キルティングの厚みを考慮して、バインダーテープの折れ線より、1〜2mm浅く重ねる事。

2点目は、インカーブを伸ばし気味に付けて、アウトカーブは縮め気味に付ける事。

折れ山になる部分と、ミシンで実際に縫う部分のカーブの距離が異なるからです。
これをしないと、インカーブが浮いたり、アウトカーブが反り返ったりします。

目立つように黒糸を使用しています。

まち針で固定させたら、バインダーテープの端から1〜2mmの所を縫っていきます。
バインダーテープの下に隠れている生地端の位置が目視で確認出来ないので、指先の感覚で位置を確認しながら縫い進めます。

アウトカーブの縮めながら縫う箇所は、写真のように目打ちで押し潰しながら縫うときれいに仕上がります。

先程入れたステッチを隠すようにバインダーテープを表面に折り返し、再びまち針で固定します。

ここでもインカーブは伸ばし気味、アウトカーブは縮め気味にします。

縮めた箇所が縫いにくい方は、しつけ糸でぐし縫いをして縮めてから縫ってみて下さい。

しつけ糸は2本取りにした方が安定します。

最後に表面も、バインダーテープの端から1〜2mmの所を縫います。

このやり方だと、写真のように裏面に2本のステッチが入ります。

黒糸なので目立ちますが、同色系の糸であればさほど気になりません。
気になる方は、裏面にステッチを入れる行程を、しつけにして最終的にほどいて下さい。

アイロンでバインダーテープを潰すように整えたら完成です。

今回のキルティングベストで難しい箇所はここだけです!
もちろん、バインダーテープを使わずに、両折れのふちどりテープを使ってもOKですよ👌

あっという間に完成するので、どんどん作ってハンドメイドのスキルをアップさせてくだね!

わかりにくい所があったら、お気軽にメッセージ下さい😊

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