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マサイマラ国立保護区でのバルーン体験

乗りました。熱気球=バルーン! 
一つのバルーンに16名+パイロットが乗り、左右の炎をプロパンガスの燃焼調節しながら、上空へ上がったり下がったり、右に左にとゆらゆら。早朝の気温の低い時間でないとバルーンは上がらないので、日の出前の5時半から1時間ほど乗りました。
私が感激したのは、たたんであるバルーンを広げ熱風を送り込み膨らますその作業です。1時間ぐらいの間に、若い男性10人ぐらいがバルーンを膨らますための力仕事をします。

熱風を送り込んでいるところ。(手前のバスケットに乗りこむ)

乗船バスケットは横並びで4人×4ブロックの16人乗り(+パイロット)です。私たちの4人グループは、夫とアメリカのオハイオ州から旅行中の年配の姉妹でした。私たちが「英語が得意でないからよろしくね」と伝えたら、そのおひとりのローズマリーさんは、ESL(第二外国語としての英語)の先生だったそうで、パイロットの上空での解説を、「彼の英語はブリティッシュイングリッシュ」なんて言いながら、優しい言葉への言い換えなどを加え、丁寧に説明してくださいました。
眼下には蟻塚が見えるのですが、これはシロアリの塚とのことでした。(世界のアリの数は2京匹以上らしい。)

奥の男性がパイロット

着陸時は風の流れで乗船バスケットは横倒しになり、引きずられてしまいましたが、草むらの上をガタゴトしながら止まっていきました。風の向くままが着地点というのも面白いものです。上空からサバンナを見ていると、時折見える動物たちや、私たちを追って、草むらの中を車も追っかけてきてくれます。
何キロぐらい移動したのかはわからないのですが、上に下に、右に左にゆらゆら揺られるのは心地良いものでした。

燃料はプロパンガス。
高く高く、遠くまで

バルーンに乗るというのは、『オズの魔法使い』の話が思い出され、異世界に飛んでしまうという突飛な“恐怖”がありました。幸いにその“恐怖”を味わうことなく着地し、そこには、迎えの車がたくさん並んでいました。

着地場所では車の出迎えを受け、朝食の場へ移動

バルーンから降りると車が迎えてくれて、朝食テーブルがセットされている場所まで移動します。朝食にはシャンパンが用意されていて、朝から乾杯!「何故にバルーンに乗った後にシャンパン?」 と思ったのですが、バルーンの発祥の地がフランスで、その成功を祝ってシャンパンで乾杯する伝統だと聞きました。

サバンナでの朝食はバルーンの伝統のシャンパンで祝杯

各国からの観光客と一緒に朝食を楽しんで、ロッジに戻ると、また、楽しいサバンナツアーです。