残りの一年

４月になり、春休みが終わった。

季節の変わり目でもあり、再スタートの季節がやってきた。先輩は社会人になり、新入生は入学して、私は大学生活最後の年に入った。大学生活の４分の３が終わったと思うと怖い。時間はあっという間に過ぎていく。

先週、新しいゼミ生と対面し、当時私がゼミに入った初日のことを思い出した。日本語力、人間関係、勉強。全ての面でやっていけるかが不安だったけれど、自己紹介をして、すぐに溶け込めたのを覚えている。誰だって、環境が変わったら緊張もするし、不安を抱く。しかし、それよりもこれから自分がどう変わっていけるのかを考えていて、ワクワクとドキドキな気持ちの方が勝っていた。「今までとは、違う自分に成長できる」。そう思ってゼミに入ったのが今ではとても懐かしい。

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あれから一年が経ち、振り返ってみると仕事・インターン・ゼミなどあれこれ手を出しすぎて、全て中途半端な状態であることに気がついた。何かを一つやりきることができず、時間が過ぎていた。時間の使いかたが悪いのか、それとも計画性がないのか。私の性格に問題があるのかもしれない。

先週、授業内で行われた新ゼミ生に向けての説明会を改めて聞いて、去年の春よりも今年になってやっとゼミの授業目的、そしてここでの学びや成長の仕方をよりよく理解することができた。

「創造的コラボレーション」をテーマにしている私のゼミでは、越境（学校外での活動）をし、好奇心と直感で人脈を広げながら自分の興味範囲を広げる勉強法を学んでいる。その中でも、私が特に難しいと思う部分は、越境をしながらアウトプットをすることだった。情報を流して、発信することが今の時代とても大事なのにもかかわらず、情報を一方的にインプットして、発信できていなかった。だから、今年は情報発信をきちんとできるように心がける。不得意を得意に変えていけたらいいな。

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大学生活を振り返って、この中途半端な生活をやめて、卒業するまでに何かを一つやり遂げたいと強く思った。もっと、開かれた世界で様々な人たちに会ってみたい。今まで知らなかったことを知りたい。そして、何より今まで興味がなかったものに対して興味を持って、好奇心と直感で関わっていきたい。自分に素直になって、自分のペースで行動をすることが簡単に聞こえて、とても難しい。

私が一年かけてやっと理解し、今まで行動にしてこなかったことを、残りの一年は、積極的に活動したい。

来年の卒業式には、「成長したな」って思えるように今頑張ろっと。

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