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【はじめに】生物多様性条約 COP15まで90日

一週間前の2022年8月30日に、The Gardianのサイトに、このような記事が出ていました。

2020年秋に、中国昆明で予定されていた生物多様性条約COP15。
長引くコロナ禍の影響で、COP15は何度も開催延期されていましたが*1、ようやく2022年冬にホスト国の中国開催ではなく、議長国は中国のまま、開催地をカナダ・モントリオールに変更して開催される予定が発表されています。

COP15では、2010年に名古屋で開かれたCOP10で、2020年までを目標年とし10年間かけてとりくむべきとして採択た愛知目標についての見直しが議論され、新しい目標(Global Biodiversity Framework)が採択される予定です。

記事にもあるように、生物多様性条約のCOPは2年に一回のため、1992年のリオ会議の際に生まれた双子の環境条約でもあり、毎年COPが開催される気候変動防止枠組み条約ほど、大きく注目されていないのが実情です。
でも、今回のCOP15で、あたらしく決まるGlobal Biodiversity Frameworkは、今後の地球資源の扱い方、守り方を決めるための重要な指標になると言えるでしょう。

というわけで、2010年の名古屋でのCOP10以降、個人的にもこの条約に注目しつつ、いろいろなところから流れてくる情報も「読んで終わり」にしてきた自分を反省し、頭の整理もかねて言語化していこうと考えて、noteを始めることにしてみました。

(あくまでも、私の理解にもとづく記事がならぶ予定なので、中身の信頼性などについては、読者の方自身で確認してください)

これからどうぞよろしくおねがいします。

追記:
最初に引用したThe Gardianの記事については、別の記事でまとめられたらよいと考えてます(が、まとめられるかどうかはわからない)。



*1 COPでの議長国とは、通常、COP開始時のopening celemonyで議長の交代がなされ、次のCOPが開催されるまでの期間、責任を担いますが、コロナ禍が日程に影響したCOP15に関しては、すでにCOP14議長国のエジプト(本来は2018~2020)から中国に対し、2021年に昆明で議長国の交代のためのCOP15前半が開かれて、交代しています。

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