妊娠初期の流産の悲しみについて考える
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妊娠初期の流産の悲しみについて考える

bekky

「出血の量はどれくらいですか?」
「えっと、トイレットペーパーで拭くと軽く茶色いおりものがつく程度です」
「それでしたら、今すぐ診察をしなくても大丈夫ですので、ご自宅で安静にしていてください。出血の量が増えたら、またご連絡下さい」

茶色いおりものが、徐々に増えてきて、鮮血がナプキンに滲むようになり、今朝、生理と同じくらいの経血がナプキンにベットリ付着していた。ネット検索でヒットする妊娠初期の流産の症状は「生理の2日目を超える出血量、強い下腹部の痛み」で、どれも当てはまらないけど、正常妊娠と診断された後に生理並みの出血は良好な妊娠経過とは思えない。

薄々予感していた妊娠6週目の流産がいよいよ現実味を帯びてきて、私は泣いている。
まだ、子供の姿も見えないタイミングだったけど、自分より大切な存在が体内に宿り、その存在をこの世に送り出すことを私はいつのまにか生きがいにしていた。
この子が健やかに育つように、残業ばかりだった仕事のやり方を改め、体調管理を徹底し、胎児に悪いと言われる物は全て遠ざけた。
何より守らなきゃいけない存在がいることが私を強くし、仕事や私生活の言動も変わった。

子供は、DNAを未来に繋ぐ存在。
姿の見えないこの子は、私にとって未来であり、希望だった。
それは、野生として本能的に抱く感情なのかもしれない。
私は、未来と希望を失おうとしているから、血と涙を流し続けている。 

今日は日曜日で休業日だから、明日病院に行く。

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