消費者と生産者は対等な立場

お金の価値が下がり、物の価値が上がっている昨今、あらためて認識をしないといけないと考えさせられることがあります。

 このご時世、多くの消費者が誤解していることがあります。物を購入する際、消費者と生産者は対等な立場にあります。お客様が偉いわけではなく、サービスを提供してくれる人も平等だという事についてです。

サービスに対して適切な対価を支払うのは当然のことですが、その際には応援や支援の気持ちを添えることが大切です。特にこれからの時代、お金の価値が下がり、食料や物の価値が上がると言われています。

もしかすると、お金を払う側が頭を下げて食料を購入する時代が来るかもしれません。戦時中にはそのような事が日常だったとも年配の方々からも聞いています。食料、物、サービスが溢れている現在だからこそ、お金の価値を過信してしまっていますが、今後は戦時中と同じような時代が訪れないとも限りません。

 また、百貨店の販売員育成カリキュラムの一環として、ネット販売で購入を検討しているお客様に対して接客を行い、購入を促すプログラムがあります。これは、ブランド品をネットでより安く購入したいと考えている顧客に対して、接客という人間ならではの付加価値を提供し、心地よい体験をしてもらい、その事に対してお客様はその付加価値として対価を支払います。

需要と供給のバランスは時代によって偏ることがありますが、どちらも均等に成り立っていないといけないと考えさせられる今日この頃です。


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