分からないを許容するということ_「君たちはどう生きるか」

皆さんは君たちはどう生きるかを観ましたか?
話を理解したかと言われれば、別にそんなことはないのですが、面白かったか言われたら面白かったと答えます。

僕には今作で出てきた表現が何を意図したものかを判別できるほどジブリに精通しているわけではありません。しかし、眞人が迷い込んで世界は悲しくて、神々しくて、美しいと感じましたし、アオサギは憎めないやつだなぁと思いました。

また、眞人と眞人の新しいお母さんのどちらも最初はお父さんのために仲良くしようとします。ですが、そんな関係も長くは続かず、お母さんは別の世界に逃げ込むわけですが、最終的には眞人が新しいお母さんを求め、認める。そのような過程も感慨深いものがありました。

他にも、ポワポワ可愛いなぁとか、水上に浮かぶ世界好きぃとかは感じましたが、せいぜいそんなものです。積み木が何を意味しているか、2つの世界の関係性等は僕には全然わかりません。しかし、それでいいんじゃないかと思います。眞人は見知らぬ世界を冒険し、新しいお母さんと生きる選択をしということ、そして、君たちも感じたままに好きにいきろよみたいな優しい問いかけ感じました。

皆さんの感じ方も人それぞれだと思います。どれも正解で、答えがない、そんな分からない素敵な映画でした。

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