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失敗に見舞われたと見聞きした時に生じる危うい習慣

平等を勘違いすると他者の努力を無かったことにしてはその嫉妬心や嫌悪感から攻撃していいと誤解する。

これをシャーデンフロイデという。

ニーチェ曰く、シャーデンフロイデとは「平等性の勝利と回復についての最も卑俗な表現」と述べている。シャーデンフロイデとは何らかの不公正や不平等を感じていた者が、他者が見舞われた不幸によって果たされる消極的な復讐であるとしている。

その成功者は対価で結果を手にしている、これを愚者は良しとしない。

そしてその対価は愚者によってさらに支払わされる。


他者の不幸を望む思考

塵を捨てればそれを路上に捨てた粗大ゴミであるとして騒ぎ立てたり、ちょっとした失言をありもしない大罪と繋げては騒ぎ立てるのは、他者の不幸がそれ相応と都合よく知覚しているから。相手が嫌い、相手が気に入らない、相手が羨ましい、こういった感情から悪いのはその人にあるからそれ相応の罰を受けるべきとしてしまう。

これはあらゆる世代にその感性があって、見た目が嫌いだから何を言ってもいいとして相応な罰を与えていいとする知覚、見た目の良い者はあらゆるひどい行いをしているとして罰を与えていいとする知覚、成功者はあらゆる罪を犯しているに違いないとして罰を与えていいとする知覚、罰せられる程の罪でなくとも社会から抹殺するべきであるとする大義名分から罰を与えていいとする知覚、そのあらゆる知覚は自身の都合でそれが相応であるという認識に入るからそうなっている。

それが集団化すると暴徒化する。


成功者に対する愚者の振る舞いは対価でもある

成功者は数値の対価として愚者から搾取されるのは自然とも取れ、そこでそれに対しての対峙として気にしない程の知覚を必要とされる。


多様性で武装している

これは現代におけるシャーデンフロイデだろう、ここにその都合が入っているから主張し、自身の不幸や生産性の低さから他責として決めつけることで発散している。

これは愚者の振る舞いでもある。

実際にその差別は過去は大きかったからそれが集団の慣性となって暴徒化した、しかし現代において収まりつつあるのにさらにもっともっとと欲しがるのは、嫉妬心だったり自身の都合が悪い部分を他責として捉えてはそれを全てだとしているから。

この世の摂理はずっと場を変えても変化しない、弱者は強者に飲まれるのが常であるが、それが平等化していく流れに入りこれ程に弱者が生きやすいのにも関わらず、これは過去と比べると間違いない事実なのに対してそれすらも足りないとして求めた先に、シャーデンフロイデが毒のように侵入したから多様性という武装から主張を始めた。


本当の平等

行動した結果に伴った数値は平等だ、成功者はその対価を既に支払っている、運の要素も勿論存在し、かといって運で大成した者はその対価が払われていないと感じるだろうがその成功者の様子を見てみると嫉妬心から発せられるエネルギーにやられている、これは対価でもあるでしょうが、まして努力から紡ぎだされたその大成でさえその対価を払い続けなければならないのは酷でしょう。

裏を返せばそうやって攻撃している側の人間は弱者であり愚者であると自ら認めているようなもの、自らその行動を起こした者は恥を晒していると自覚した方が良い。俺は私は弱者であり愚者であるとしてアピールしている自覚が無いから、そうして自らを追い込んでいるという事実が得てして死に直結している、それは他責がこじれて殺してしまうまでにもなる。

そんなことをする暇があるのなら何かをやって失敗してはまた挑戦すればいい、そうして仮に負けてもそこから学びが発生する、程ほどで捉えるのも良いだろう、そこにも間違いなく価値はあり、あらゆる争いから避けれては他の者よりも幸福である可能性もある。

必ず何処かにその対価がある、だから実際は平等なんだと理解した方が良い、誤解してはいけない。


サイコパス思考の有用な活用法

この世が上手くいっていないのは自身にも責任があると考えなければならない、どうせ勘違いするのならいっその事、世界は都合良く出来ているとして気楽に取り組む方が効率が良いでしょう。

自身を主人公と思う事で愚者になってしまうなら、もっと深い部分で都合良く捉えた方が効率が良い、自身は主人公であるから周りは引き立て役の演者であるのだから、だからこそ自責を含めながら挑戦し失敗し再挑戦すれば良い、何度でもやればいい。

100を最高値としてサイコパス風味を50程混ぜていけば効率が良く、そうすれば他責も自責も取りながら愚者にならずに済む、人間はそんなに強くないからこそその中間を取ってみると面白がれるでしょう。

嫉妬や嫌悪感から攻撃したところで自身の価値を下げるだけだ。

それは全体を覆っては慣性の法則となって広まってもしまう、それが理解出来れば自責も自然と入るでしょう。

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