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現実と想像は有限

線と線の交差する部分は点であるというルールがある、このルールは一種の想像の範疇であり、現実に点を描いてみるとどうしても面積が出来てしまう。


点は面積が無いという取り決めもあるが実際にはその点を描くことは出来ない、どれだけ慎重に小さな点を描こうともその点は紙に書けば顕微鏡で覗き込むとインクの滲みが現れるし、スマホやPC内で点を打ち込んでもそれを拡大すれば必ず面積が現れてしまう。

数学的な取り決めで点を捉えた場合、その点は描かれていなくとも点として存在し、描いていても点として認識される、これはそう仮定してそうであると取り決めるものであって、現実には本当の点というものは存在しない、存在はするのだが点を描けないという事実から点は存在しないことになる。


想像力は無限

このように何かを数式で捉えるにしても、この世に存在しないにも関わらずそれを想像させる要素として取り決めをして設定する、一見してそれが理に適っているように見えて事実として存在しないのにここにあるように振る舞えるのは、その事に対して想像してその事で現実にあるものを捉えていくことで可能となる。


理想と現実

想像するのは無限でも現実は有限であり、いかにそれを理解しようとも実際に試してみると我々人間は点すらきっちりと描くことが出来ない、現実とは常に思うようにはいかないように出来ている。


理想を叶えるのは想像性

想起するというのは現実を超えたところにあって、その想像から創作出来る開発力を生むものでもある、理想を語るものではなくその理想を想像しその想像から現実的に落とし込むことで点は点として存在しないのに存在を許されてしまうから実行したい。

例えばその漫画は生物として存在しないが存在しているように振る舞うし、そのゲームは存在しているように振る舞いながら体験することが出来る、漫画のキャラクターに対してその存在を肯定するかのように何かを感じるのは、その想像力から来ている。

新しく何かを具現化するのも、その想像力でそれを現実的にどれだけ持ってこれるかというのが重要であって、その想像したものを現実に落とし込めればそれが新しい存在として肯定される。


思い出

これはこの世に存在していた過去のもので価値の無いように感じるものでもあるが、現状がどうしようもないとしても過去は風化せず華やかに思い出したり今後を想像するきっかけにもなるし、奴隷として激動の時代を過ごした者が希望を持てる想像の世界にあったものであるし、この事からその現状を脱したときにその想像力からより強固な決意を持てたり、怒りのようなものから不便や不備をどうにかしようとして新たなものが生まれたりもする。


未来

これも思い出のカテゴリと同じ要素、想像させるもの。


死ねば想像すら出来ない

現実は有限で想像は期限付きの無限さを持っている、これを統合するとその想像したものは期限が決まっているのだから、現実に落とし込むならその有限さから期限内につくるのが理想となる。

現実は有限であり、理想は想像性がきっかけで現実となり、想像することは期限が決まっている。

現実も想像も有限である。

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