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今週の新聞[2022.6.4-6.10]

気になる新聞記事を紹介するコラムを書いていなければ、目にとめることはなかったと思う。世界の各保有国が持つ核弾頭の概数を記したポスターを、長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA)が公開したことを報じる記事に目がとまった(朝日新聞夕刊2022.6.9, p.7)。

RENCAが2013年から毎年作成し、全国の図書館などに配っているポスターだ。とはいえ、私は見たことがない。更に、各国の核弾頭の数を図式と数値で示すポスターにもかかわらず、解説記事がなければ、「何?このポスター?」という印象をもっただけでスルーしていただろう。世界の核弾頭の総数は前年比410発減ったとはいえ、いまだ12720も存在する。そして米露は「数は減らしても、手放すつもりは全くないし、質的には増強」しているという富塚明准教授の見解も、記事は解説してくれている。

浅はかな一介の民としては、そんなに核兵器もってどうするの?としか言えません。でも、新聞を紙面で読むことによるセレンディピティな記事との出会いは、一介の民に知識を与えてくれました。

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