「By the Time I Get to Phoenix」(Glen Campbell)
By the Time I Get to Phoenix
僕がフェニックスに着く頃に
彼女は起き出すだろう
そして部屋のドアに残された
僕のメモを見つけるだろう
別れの言葉の所まで読んで
彼女は吹き出すだろう
僕は前にもう何度も
彼女から立ち去っていたから
僕がアルバカーキに着く頃には
彼女は仕事中だろう
ランチの時間になったら
僕に電話をかけるだろう
電話の呼び出し音はいつまでも
鳴り止まないだろう
「変ね」
それだけだろう
僕がオクラホマに辿り着く頃には
彼女は寝ているだろう
静かに寝返りをうって
かすかな声で僕の名前を呼ぶだろう
そして僕が本当に去ったことに気づいて
嗚咽するだろう
何度も何度もそう告げたんだ
でも僕が本当に去って行くなんて
彼女には信じられなかったのさ