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鹿屋体育大 駅伝について詳しく解説Part2 卒業選手紹介編

こんにちは!前回は大学の特徴や陸上部の成績、2024年度の展望について話してきました。
今回は、今年3月に卒業した卒業生について紹介していきたいと思います。
全員高校時代は全くの無名でしたが、地道にコツコツ成長してきた選手が多い印象です。特に最終学年で大きく成長した選手が多く、日体大記録会で好走した時は他大学を脅かしたに違いありません。
2023年島原駅伝優勝には5人が出走し、鹿屋体大を再び九州の強豪大学へと導いた代でもあります。

◉2023年島原駅伝に出走した選手

中原敏輝  尚志館(鹿児島) 高校5000m 不明
5000m 14:26.84(2023年日体大記録会)
10000m 30:21:99(2023年日体大記録会)
主な実績 : 2023年全日本予選3組12位
    2023年全日本本戦日本学連選抜選出
     2023年九州インカレ10000m4位  
    2023年島原駅伝3区区間賞

まず最初は中原選手!鹿児島の尚志館高校という非強豪校出身の選手で、高校時代の実績は高校駅伝県予選1区13位(32:09)あたりでした。大学時代は島原駅伝を3年連続3区を走ったことが印象的で、区間順位もそれぞれ5→4→1と年々成長していきました。4年次には3年生の大園倫太郎選手とともに全日本大学駅伝の日本学連選抜にも選ばれました。出走こそなりませんでしたが、最終学年で大きく成長した選手でした。
※2024年度も部に残ります。


栗原直也 那須拓陽     高校5000mPB 不明
5000m 14:36.64(2023年日体大記録会)
10000m 30:48:79(2023年日体大記録会)
主な実績 : 2023年全日本予選3組16位
    2023年島原駅伝5区区間8位

栃木県の那須拓陽高校から入ってきた選手。調べた限り高校時代の実績はほぼなく駅伝でもメンバー争いには絡めていませんでした。大学に入ってからは少しずつ自己ベストを更新し、4年次には14分30秒台に突入しました。島原駅伝では、2年次から3年連続で出走しています。4年次は5区を走り、区間8位。途中第一工大のサイラス選手に抜かれ首位の座を渡したものの、粘りの走りで差を最低限に留める力走を魅せました。サイラス選手が終盤失速したことも大きかったですが、栗原選手の走りが鹿屋体大の優勝に繋がったと思っています。

大島大青 長崎北  高校5000mPB 不明   
5000m 14:26.29(2023年日体大記録会)
10000m 31:02:89(2023年日体大記録会)
3000msc 9:08.29(2023年西日本インカレ)
主な実績 : 2023年全日本予選2組5位
   2023年西日本インカレ3000msc3位
    2023年島原駅伝1区区間賞

長崎北高校から入ってきた選手で、特に3000mscで活躍した選手です。3年次に西日本インカレで3000msc総合14位(9:25.75)に入ると、4年には一気に3位(9:08.29)に入るなど大きく成長しました。
島原駅伝では3年次にはアンカーである7区で駅伝デビュー。4年次は1区で区間賞を獲得し、優勝に大きく貢献した選手です。
※2024年度も部に残ります。

吉田隆之介 鹿屋  高校5000mPB 不明   
5000m 14:36.06(2023年日体大記録会)
10000m 32:21.22(2023年全日本予選)
主な実績 : 2023年全日本予選1組8位
     2023年島原駅伝2区6位

地元の鹿屋高校から入ってきた選手。県外出身が多く全国から学生が集まる鹿屋体大において数少ない地元出身の選手です。
駅伝を中心に活躍しており、島原駅伝は2年次から3年連続で2区を出走しました。2、3年次は区間3位と好走したものの、4年次は区間6位とやや苦戦し、順位を落としてしまいました。それでも、選手層が決して厚くない鹿屋の中心選手として活躍しました。
また地元出身の選手ということもあり、鹿児島県内を舞台に5日間に渡って開催される鹿児島県下一周駅伝に5回も出場しています。

小手川聖修 筑紫  高校5000mPB 不明
5000m 14:49.26(2022年日体大記録会)
1500m 3:46.19(2022年全日本インカレ)
主な実績 : 2022年全日本インカレ1500m決勝11位、2023年全日本インカレ1500m6位
2023年島原駅伝6区区間賞(MVP)

1500mを主戦場としている選手で、毎年自己ベストを更新してきた選手です。2年次は自身初の1500m3分50秒切りに入り、全日本インカレにも3年連続で出場。3年次には3分46秒のベストで決勝にも進出するなど、九州地区を代表する中距離選手として活躍しました。
一方で、駅伝に関しては全日本予選には出場せず、島原駅伝が開催される1ヶ月前(11月頃)から長距離に転向し、3、4年次に下り基調のスピードコースである6区に出走。いずれも区間賞を獲得し、4年次にはMVPにも選ばれました。

◉その他の選手

高橋比呂弥 三条東   
5000m 15:08.70    1500m 3:54:53

山田大詩 諫早    800m 1:48.83
喜田哲郎 広島中等  1500m 3:57.47
鮫島翔太 鹿児島南  800m 1:56.29

高橋選手は2年次に島原駅伝で5区を出走、山田選手は800mで高校時代にインターハイにも出走した実力ある選手です。みなさんお疲れ様でした!


今回でひとまず鹿屋体大の特集を終わります。次回は他大学の特集について取り上げる予定です!

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