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2024年10月6日今日の一枚

MDC Finalの控室で弁当を食べていると、館澤選手が現れた。いつもそうなのだけど、挨拶もそこそこに、近況を事細かく話してくれる。今シーズンはどういう競技内容だったか?ということの振り返り、そして反省点、来年に向けてどういうシーズンを送ろうかという計画。テーマは東京世界陸上へいかにして出場するか?ということ。そのために必要なピークのもって行き方について。

1年間を通してのピーキング。まあ、なんとなく疲れを残さず本番を迎えるということくらいは知ってはいたけど、年間計画がとても大事であるということを教えてもらったのは、女子100mHの福部さんだ。2022年オレゴン世界陸上で日本記録更新をして準決勝に進み、さらに日本記録を更新して、世界陸上参加標準を突破したことで、次の目標をブダペスト世界陸上に2023年のピークにもっていくことに決める。しかし、2023年シーズンは国内女子選手の記録も一斉に向上。世界陸上3枠を争う日本選手権が熾烈な戦いとなってしまう。ピークを日本選手権に合わせられた選手、そしてもっと先にピークを考えていた福部選手との差が日本選手権で出てしまい、世界陸上出場を逃してしまう。一方で3枠に入った選手たちは、世界陸上にたどり着いたときには、疲れてしまっていて、予選で何もさせてもらえずに終わってしまう。世界大会に出るためのシーズンか、世界大会で戦うためのシーズンか。

来年は日本選手権より高いポイントが狙えるアジア選手権が5月末に韓国である。代表は各種目2名。ここに選ばれるためのピーク。ここで活躍するためのピーク、日本代表に選ばれるための日本選手権でのピーク、そして世界陸上でのピーク。2025年のピーキングはとても難しい。

今日の一枚はダイヤモンドリーグチューリッヒ男子1500mへ向かう選手たち。1500m〜5000mとDLに出続け勝ち続けるヤコブのピーキングはどうなってるのだろう。

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