そのうち、Mスポができるんじゃないか。

サムネイルの写真はネタじゃない。
大マジだ。

第51回全日本大学駅伝のスタート地点には
M高史さんがいた。

iPhoneでしか写真を撮らないのに
PHOTOビブスを着ている。
つまり記者として帯同していたのだ。

「全日本大学駅伝のスタートに来たのは
　主務のとき以来ですよ。
　ちなみにそのときの駒澤は優勝してます」

おっ。それは縁起がいい。
大八木監督や藤田コーチにそのことは言った？

「いや、当時のことを思い出して
　逆に怖くて話しかけづらいです。
　國學院のほうがOBの前田さんもいるし
　そちらのほうがリラックスして話せます」

そんなものなのね（笑）
一緒に話しをしてると
元駒澤大学主務の片鱗がちょいちょい出てくる。

「さっきから観ていると
　給水のときに他の選手にまで気を配っている選手は
　みんな好走してますね。
　それくらい余裕があるということなんでしょうね」

レース終了後は各大学の主務に話を聞きにいく熱心さ。
ICレコーダーで囲みコメントを録音するのではなく、
ペンとノートをかかえ、
対面でしっかり取材するのがM高史の流儀だ。
（たぶん、彼はそうしないと失礼だと思ってるふしがある）

そのうち「Mスポ」みたいなものができるといいなあ。
たぶん、みんな読むと思う。
とくに選手の家族や同じ大学生たちが。
主務やマネージャーといった、
陽の当たらない人たちにM高史という太陽が光を当て続ける。
そんな媒体があってもいいと思う。