バズらないインターネット:コタツ記事とコロナ。
ネットコラムを読んでいるとこにふと「コタツ記事なんて」という言葉が目に入った。使ったことはない言葉だけど、「取材もせずにコタツでテレビやネット観ながら書いた記事」であることはなんとなくわかった。悪い意味で使われるようだけど、もはや、あらゆる記事がコタツ記事化してないか?そう感じるのである。EKIDEN NEWSはなにかと熱心に現場に出向く傾向があるため、コタツ否定派だと思われがちだが、コタツ多いに推奨派である。学生駅伝新聞企画なんて、6大学の学生新聞記者とバカでかいコタツをこしらえて作ったものだ。しかも、この盛大なコタツ記事がむちゃくちゃよまれている。
EKIDEN NEWSのツイッターだけでも、インプレッションが70万をこえた。文化放送や各大学のツイッターからの流入を合計すると軽く100万はいってるはずだ。
筆者がEKIDEN NEWSを続けていくうえでとても参考になったのは生島淳さんの「駅伝がマラソンをダメにした」という本だ。
なんだか、アマゾンで高値で取引されてるっぽいが笑 これを書いたときの生島さんはスポーツジャーナリストではあったが、昔からラジオ、テレビや専門誌などで箱根駅伝中継を楽しんできたファン。駅伝の取材などはしたことがなかった。まさに「コタツ記事」で産まれた本である。このあとがきの中で生島さんは「この本はアームチェアディテクティブ(安楽椅子探偵)という手法を用いた」と書いてある。つまり現場に行かずとも、発見や想像を豊かにふくらませることでも、十分楽しめるものができる。つまり、生島さんはコタツの大親分みたいなものなのだ。
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月刊 EKIDEN NEWS
月刊といいながら、一日に何度も更新する日もあります。「いつかビジュアルがたくさんある陸上雑誌ができるといいなあ」と仲間と話していたんですが…
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