エカワ珈琲店流、コーヒー豆焙煎のエクササイズ
エカワ珈琲店ですが、1990年代の中ごろ、(小型生産用焙煎機による)コーヒー豆焙煎の学習方法を必死になって探していた時期があります。
コーヒー豆の焙煎=職人の勘の時代でしたから、コーヒー豆の焙煎を体系的に学習したくても、流通している情報量はごく僅かでした。
東京『カフェバッハ』店主、田口護さんの「自家焙煎技術講座(柴田書店)」が、新参のコーヒー豆自家焙煎店が手にできる唯一の参考書でした。
後は、名前の知られているコーヒー豆自家焙煎店のマスターたちが、雑誌のインタビユーなどで語っている内容を参考にしてコーヒー豆を焙煎していました。
その中で、コーヒー豆自家焙煎の大先輩(銀座ランブルの関口一郎さん)が、コーヒー専門雑誌のインタビューで、「コーヒー豆の焙煎(生産用小型焙煎機を使っての焙煎)について学習する方法は、コロンビアならコロンビアを何回も何回も焙煎することです。」と、記事の中で語っていたのが印象に残っています。それに、もう一つ、吉祥寺モカの標さんが、「初めチョロチョロ、中パッパ・・・」と語っていたのを覚えています
現在のエカワ珈琲店ですが、田口さんの「自家焙煎技術講座」と、関口さんの「何回も、何回も・・・」と、標さんの「初めチョロチョロ、中パッパ」と、広瀬幸雄さんの工学的理論と、インターネット内に存在する幾つものローストプロファイルに関係する英文サイトを参考にさせて頂いて、エカワ珈琲店流『コーヒー豆焙煎のエクササイズ』を作成しています。
少なくとも2回以上、同じ銘柄のコーヒー生豆を焙煎して、その焙煎コーヒー豆のカッピングを繰り返すことで、自店の基本的なローストプロファイル(焙煎レシビ)を創り上げるトレーニングが、一番手っ取り早いコーヒー豆焙煎の学習方法だとエカワ珈琲店は考えています。
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