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自宅で美味しい珈琲を淹れるためのヒントとコーヒー成分の抽出について

「健康」とは、身体の健康と心の健康とが調和して保たれているものとする説があります。コーヒーは、心の健康に貢献する素晴らしい贈り物だと思います。

毎朝飲むコーヒーは、英気を養ってくれます。そして、そのコーヒーが美味しければ、その英気を増してくれます。そして、美味しいコーヒーを淹れるには、それなりの基礎的条件が存在しているのだと思います。

年老いた珈琲豆焙煎屋が考えているコーヒーを美味しく淹れるための基礎的条件を、「美味しいコーヒーを淹れる方法」では無くて、「美味しいコーヒーを淹れるためのヒント」というカタチで紹介せて頂きます。

また、この記事の後半部分では、コーヒー成分抽出(Extraction)について思いついたことを簡単に書き出しています。

美味しいコーヒーを淹れる4つのヒント 

(1)焙煎コーヒー粉の重量と使う水量の比率を決めておく

自家焙煎コーヒー粉の重量と使う水の量の比率が異なれば、出来上がるコーヒーの香味も異なります。コーヒーは嗜好品ですから、コーヒーの香味の好みは人それぞれです。

好みの香味のコーヒーが出来上がる自家焙煎コーヒー粉と水の比率を探し出して、その比率を使ってコーヒーを淹れると安定した香味のコーヒーを楽しむことができると思います。 

参考までに、年老いた珈琲豆焙煎屋は、粗く挽いた焙煎コーヒー粉を、2杯のコーヒーを淹れるのに20g、5杯のコーヒーを淹れるのには36g使うことにしています。(ハンドドリップで淹れる場合で、使用しているミルはカリタ社のハイカットミルです。)

(2)煎りたて新鮮な焙煎コーヒー豆を使う

スペシャリティーコーヒーが当たり前の時代ですから、コーヒー豆の収穫地や農園の情報、風味の説明、どのように焙煎加工しているかを確認するのが容易になっています。

販売側も、積極的にそれらの情報を提供するのが常識になっています。また、大半の自家焙煎事業者は、焙煎日や賞味期限を表示しています。

それらの情報に基づいて焙煎コーヒー豆を選択購入するわけですが、美味しいコーヒーを楽しむには、過去1か月以内に焙煎加工された自家焙煎コーヒー豆を使うのが良いと思っています。

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