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素直な気持ちをそのままに 【日記】

 朝、蝉の声が聴こえた。今年も、ちゃんと夏がきた。暑いのは苦手だけれど、あたりまえに季節が巡ってきてくれたことが、なんだかとてもうれしい。


 ここ数ヶ月、パタパタと慌ただしく、日々を過ごしていた。なんとか乗り越えた今、ふりかえると、どうしてそんなに慌ただしかったのかすらも、思い出せないから不思議だ。喉元過ぎれば、熱さ忘れる。


 ゆっくりとごはんをいただく時間が、とにかく幸せ。このあいだ、ズッキーニをうすく切って、かるく塩揉みしてサラダにして食べたら、すごく美味しくておどろいた。この歳になって、好きなお野菜ランキングの上位に、突如としてズッキーニが食いこんできた。


 この曲すごくいいよねとか、この本の一節が沁みたんだとか。ただそれだけのことを、お手紙でおくりあえるような。そんな余白が、日々の中にあるといい。


 いろんなことを、素直につたえたい。言葉にすると、こぼれ落ちるものが多いことも、ちゃんと自覚していたい。両手で掬った水をたいせつに運ぶように。こころと繋がった言葉を、そっとつたえていきたい。


 最近また、意識の変容がすすんでいる。いままでは、ひとりひとりが、それぞれの世界を生きていることに、どこか寂しさみたいなものを感じていた。(ほんとうは、すべてがひとつなのだろうけれど) いまは、あなたが見ている世界の話を聞いてみたい。素直に、そう思う。


 かなしみ、いかり、おそれ。強い感情に呑み込まれてしまうのは、ときに苦しく大変だけれど。それでも、生きている今しか味わえないものだということを、忘れずにいよう。


 とりとめのない日記を、読んでいただきありがとうございます。暑い日がつづきますね。どうぞご自愛ください。^^ ten


いつも、あたたかいサポートとお手紙をありがとうございます。いただくお言葉のひとつひとつが宝物です。こころをそっと照らす、ちいさな灯りのような作品をお届けできるように。これからもがんばります!^^