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ゆるり純喫茶

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みじかめのエッセイです。お茶でも飲みながらゆるりとお話ししませんか。
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#おすすめ本

死こそ常態 生はいとしき蜃気楼

早いもので、9月も終わりですね。 昨日、散歩中に とんぼが飛んでいるのを見つけまして 秋の訪れを感じました。 今年も残すところ、あと三ヶ月。 一年というのはあっという間ですね。 時の流れの早さを感じるとき いつも心にふっと浮かぶ たいせつな詩があります。 「さくら」 茨木のり子 ことしも生きて さくらを見ています ひとは生涯に 何回ぐらいさくらをみるのかしら ものごころつくのが十歳ぐらいなら どんなに多くても七十回ぐらい 三十回 四十回のひともざら なんという少なさ

あなたの存在をないがしろにする価値観は、すべて間違い。

わたしの日々の楽しみのひとつ。 それは、哲学書を読むことです。 「哲学」と聞くと 少々難しいイメージがありますが 読んでみると、とっても面白い。 本日は、さいきん読んで面白かった フリードリヒ・ニーチェの哲学について 書いてみようと思います。 不幸は架空の価値観によるもの わたしたち人間は 架空の価値観に振り回されて 不幸になっている…。 初っ端から、顔面パンチを くらったような衝撃の内容ですね。 しかし、 よくよく考えてみると その通りかもしれません。 常識や