超動αウルトラマン ウルトラマンガイア スプリーム・ヴァージョンセット レビュー
最近はオーブの改造に苦戦しています
タイリクオオカミ!ウンウンペンチウムです。今回の記事は、2023年末に受注が開始され、先日発送された記事タイトルの商品を紹介していくものとなります。いってみよう。
ウルトラマンガイア スプリーム・ヴァージョン
1体目は、商品名にもなっている『ウルトラマンガイア』本編中での最強の姿(以下、SVと呼称)。
3年ほど前に受注&発送された『超動ウルトラマン ウルトラマンガイア -天使降臨-』に含まれていた同キャラクターのリデコレーションとなっており、頭部をリメイクしたほか、可動も超動αシリーズの仕様に合わせたものとなっています。
某所では「なんか一般販売のV2に比べて目がでかくなってない?」と話題でしたが、自分の眼にはそこまで造形が変化しているようには感じられませんでした。
ですが、顔の銀塗装は精度が良くなく、それで目が実際より大きく見えているように見受けられます。
手首パーツも一部変更され、以前の水をすくうような造形の平手が無くなって(最近だとウルトラマンギンガに左手用のみ付いていますね)、代わりに角度のついた手刀のような手首が付属。
SV固有の構えポーズのほか、必殺光線であるフォトンストリームの発射ポーズも再現できます。
SV用の付属品はこのような内訳となっています。
V1時代から引き続き使用可能な光線であるフォトンエッジを再現できる頭部のほか、フォトンストリームのエフェクトパーツ、さらにその発射直前の溜めを再現できるパーツも付属します。
手首パーツは先述の角度付き手刀の他、普通の手刀、握り拳となっております。
各エフェクトの使用例です。正直、フォトンストリームの溜めポーズで飾る人っているのかな……
バンダイキャンディ公式ブログでその姿を見たときから、筆者にはどうしてもパラガスのポッドを破壊するブロリーに見えてしまいます。
なのでこれを読んでくださっている貴方もこうやって呪いましょう。
ウルトラマンガイアは(本編中の)どのヴァージョンでも顔が変わらないので、こうしてV2にも使用することができます。
逆に、V2に付属していたクァンタムストリームのエフェクトも装着可能。ですが…
V2とSVでは手首パーツの甲にある「袖」の造形が異なっており、ただ着けただけではちょっとだけ違和感があります。実際のスーツでは袖の形はどうなっているのでしょうか?
旧超動(右)との比較。この個体は目が異様に大きく見えますが、これは塗装精度が良くないためです。
旧超動のSVは同じく旧版のV2と顔の造形がなぜか違い、顎が短くなってしまっているという欠点がありました。
超動αのV2とも顔を比較してみましょう。明確に違う部分としては、目のダイヤカット状の造形がよりはっきりしたものとなっている点ですね。筆者のスマホではそこまで写せませんが…
これまでの超動シリーズの歴史において、ガイアの顔は都合6種類も存在していることになります。一番右にいるV1は首から下こそαですが、顔は比較のために旧超動のものを乗せています。
ウルトラマンアグル スプリーム・ヴァージョン
続いて、ウルサマ2021にて驚愕のパワーアップを果たしたアグルを紹介します。
フィギュア自体は一般販売されたアグルV2のリデコとなっており、そのV2は旧超動に収録された同キャラクターのリデコであり……という、テセウスの食玩ともいえる状態となっています。
V2からの変更点は、手首を含む両腕および頭部です。
アグルSVは成型色がちょっと面白い事になっており、超動としては珍しい3色の成型色を使っている模様です。
クリアのPVCが当たり前になっている頭部と手首、胸プロテクターはともかくとして、ABS部分に2色使用するのはもしかすると初めてかもしれません。
両腕、脚の付け根、太腿のほか『骨盤』にあたる関節パーツは赤。
それ以外の胴体および膝から下は紺色という、旧超動から引き継いだパーツかどうかで綺麗に分かれた割り当てとなっています。
骨盤だけ紺ではなく赤なのは不思議ですが、股関節をα仕様にするにあたってボールジョイントの径なんかを調整したのかもしれません。
付属品はガイアから溜めポーズのエフェクトと差し替え頭部を削除したような構成。手首パーツはアグルSVの特徴的な袖形状を再現したものとなっています。
角度付きの手首もガイア同様に収録されているため、ヒゲダンスが可能です。
ウルサマ2021のライブステージの映像をウルトラサブスクで見返したところ、一瞬だけガイアと同じ構えをとる場面がありました。
これを再現できる手首があればよかったのですが、残念ながら付属していないためガンマフューチャーのものを借りてみた写真です。
袖ディテールを気にしなければ、本製品のセットに含まれるガイアSSVの手首を使用してもよいかもしれません。
フォトンストリームのエフェクトはガイアと手のポーズが左右逆になっています。なんとこれがステージ中で放ったときのポーズと一致するようわざわざ変更されたものであり、メーカーのこだわりが伺えます。
リデコ元のアグルV2と。おそらく頭部パーツは額のクリスタルを除いて同じ形状だと思いますが、目の裏が銀から白に変更されているようです。
そのため、V2の欠点だった目がどうやっても暗く沈んだ色になる現象がほんの少し改善されました。ほんの少しだけですが…
アグルSVで唯一残念なのが、腕の模様がおかしいところ。腕の前後を流れる金色のラインが上腕パーツ内で合流しているにも関わらず、前腕パーツには意味のない黒い隙間が造形されてしまっています。
隣のV2は前腕が銀一色となっているように、SVでは金一色となっているのが正しいはずですが…
ウルトラマンガイア スーパー・スプリーム・ヴァージョン
最後は、ウルサマ2023でこれまた驚愕の合身を披露したガイアSSVです。
なんらかのリデコ元があったこれまでの2体と違い、完全新規造形で立体化されました。
残念ながら金や銀の模様までは再現されないものの、背中が青いという特徴も塗装で再現してあります。
どうでもいいですが、SSVは顔立ちといい頭身といい、筆者が昔通っていた塾の先生にそこはかとなく似ております。
可動は最近の超動基準で可もなく不可もないくらい。ですが前屈だけはまったく出来ず、どういう事かと思って腰から分解したところ、腹部パーツを前に倒すための隙間が全く考慮されていない設計をしている事が明らかになりました。
この埋まっている部分を削ったら可動範囲が広がりそうです。後ほど試してみて追記したいと思います。
残念ながら付属パーツにエフェクトは無く、手首のみ。
同じステージ限定キャラであるアグルSVは、フォトンストリームという『ガイア』本編のシーンから形状を推測しやすい光線技を使用するのに対し、SSVはまったく新しい技(強いて言えば、ゼットのゼスティウムドライブに似ている)を使用するため、円谷に先んじて勝手な造形が出来なかったということでしょうか?
手刀パーツは、親指を伸ばしているものと曲げているものの2種類が付属します。
曲げているほうは先ほどの「全く新しい技」ことスーパースプリームフォトンエッジを再現するためのものですね。
そのほか、最近の超動αではお馴染みの手つきをした平手も付属します。せっかくだし全員分付けてほしかった…
光線エフェクトがないうえに登場シーンも限られているため、遊びの幅はあまり広くありません…
こういう時は妄想で補いましょう。
ゾグ終了のお知らせ
新世代の大決戦(この並び自体はステージでもやってたっけ)
色合い的には最強タイプ合わせのほうがしっくりくるかも
いつかのギャラファイで共闘してほしい
総評
プレバン商品なので今さらですが、9000円はやっぱ高いですね…1体3000円ったら6いきもの大図鑑ですよ。合計で18いきもの大図鑑なので、運が良ければ2周コンプできるかもしれません。
そんなにする割に品質管理は雑で、ガイアSVは耳に傷のような成型不良があり、SSVはプロテクターが曲がってついていた上に接着剤が大きくはみ出していました。バンダイさんほどほどに休んでもろて…
しかしながら、いままで公式に登場した2人の全ヴァージョンを並べたときの満足感はかなりのもので、V1たちをα仕様にアップデートしておいて本当によかったと感じました。
今後ギンガとビクトリーとかで似たようなセットが出たら、多分また「たっっっか!!!」って言いながら買っちゃうんでしょうね。オタクって愚かです。
最後まで読んでくれてありがとう!じゃあな!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?