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4年ぶりの開催『カロム』日本選手権大会に390人が参戦!

『カロム』というボードゲームをご存じでしょうか。私は子供の頃、児童館のような所で何度か見かけたことがありましたが、名前は知りませんでした。

『カロム』は滋賀県彦根市周辺に伝わるゲームで、指でおはじきのようにコマを弾いて四隅の穴に落とすビリヤードのようなアクションゲームです。

この度、新型コロナの影響で過去3年間中止されていたカロム日本選手権大会が4年ぶりに開催されました。

MBS毎日放送で取り上げられていますので、まずはそちらの記事をどうぞ。

ボードゲーム「カロム」日本選手権大会 4年ぶりに開催 全国から390人が集まり熱戦


『カロム』どんなゲーム?

『カロム』には国や地域によって派生ルールがあるようですが、今回は日本カロム協会が紹介している彦根カロムのルールをご紹介します。

4人で行うチーム対抗の対戦ゲームです。2人1チームとなって対戦しますが、1人対1人で行うルールもあります。

正方形のボードの中央にあるセンターサークル上に、円形にパックと呼ばれるおはじきのようなコマを配置し、中央にジャックと呼ばれるコマを置きます。パックには2種類の色があり、どちらのチームのパックなのか分かるようになっています。

パックの配置後、順番にストライカーと呼ばれるコマを1本、または2本の指で弾いて打ちます。ストライカーでパックを弾き飛ばして、ボードの四隅にあるポケットに落とせば得点が入ります。

自分のチームの色を全て落としたあと、ジャックを狙うチャンスが得られ、見事落とせば勝利となります。ただし、失敗するとパックを5個戻し、その上にジャックを置いた状態で再開されます。

細かな失敗やペナルティのルールもあるので気になった方は下記のリンクから日本カロム協会のルール解説をご覧ください。

日本カロム協会 ルール


390人が参戦

10月29日に開催された日本選手権大会は4年ぶりの大会ということもあり、滋賀県内だけではなく岐阜、静岡など全国から390人が参戦し、熱戦を繰り広げたとのこと。

『カロム』は彦根市周辺に昔から伝わるゲームですが、歴史については資料が残っておらず、ほとんどわかっていないそうです。

12~13世紀のエジプトでその原型となるゲームが開発されており、世界中に広まっているとのこと。ただ、その詳細なルールについてはこちらも謎に包まれているようです。

カロムに興味が沸いた方は、Amazonなどで購入できるようなので、手に取ってみてはいかがでしょうか。

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