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カリキュラムオーバーロード問題:次期学習指導横領の内容は減るのか?

次期学習指導横領に向けて、中教審の各部会で議論が進んでいます。
先日は、教育課程部会が開催され、部会長には奈須正裕氏(上智大学教授)が選任されました。

この日は、PISA2022の結果を踏まえた議論等がなされました。

私が注目しているのは、カリキュラム・オーバーロードの問題です。
働き方改革の視点、学校主体のカリキュラム・マネジメントの視点からも、教委課程において何をどこまで求めるかを見直したうえで、今後のことを考えていくことは非常に重要だと思います。
この点について、今回の部会の委員の中にも、過去にカリキュラムオーバーロードの視点で削減に向けた意見を述べられた方もおられます。

しかし、一般的に、「増やすこと」よりも「減らすこと」の方が難しいわけです。単純に、「PISA2022の結果が概ね良好だったから減らします」とはならないわけです。
ただ、盛山文部科学大臣が次のように述べておられることには注目しています。

大臣の言葉は非常に重いものがあります。
この点を踏まえると、カリキュラムオーバーロードの問題について、「減らすこと」に向けた一歩が踏み出される可能性はあると感じています。

次期学習指導横領の内容は減るのか?
教育課程部会の今後の展開に注目していきたいと思います。

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