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『La Fête des Vignerons à YOICHI 2022 (農園開放祭@余市 ラフェト)』

2022年9月4日(日)10:30〜15:30
北海道 余市町登地区
参加チケット代:2,500円(専用グラス、グラスフォルダー付)
販売数:400枚
【イベント概要】
『La Fête des Vignerons à YOICHI』は、北海道余市町登地区のワイナリーやブドウ農園をめぐり、ワインを楽しむ事前申込制のイベント。
 La Fête(ラ・フェト)はフランス語で”お祝い”を表す言葉。その名前の通り、余市町登地区を中心としたブドウ畑で開催する「農園開放祭」です。
ワイナリーやブドウ農園をめぐりながら、ワインを楽しむことができるお祭りとして、2015年から「余市ラフェト実行委員会」が主催。
前回は2019年で、今年は3年ぶりに規模を縮小して開催されました。

このマップから、いろいろな事が見える人には見えます。

【参加ワイナリー・農家】

Cave d’Eclat、木村農園、キャメルファームワイナリー、才川農園、じきの畑、森羅郷果樹園、ソウマファームヴィンヤード、ドメーヌ アツシ スズキ、ドメーヌ・イチ、ドメーヌ タカヒコ、ドメーヌ モン&長谷川ヴィンヤード、ドメーヌ・ユイ、中井観光農園、Niki Hills Winery、ニトリ観光果樹園、平川ワイナリー、弘津ヴィンヤード、Pink Orchards、藤澤農園、MARUMEGANE、モンガク谷ワイナリー、山田堂、余市エコビレッジ、Yoichi LOOP、ランセッカ、リタファーム&ワイナリー、ル・レーヴ・ワイナリー

2022年の「余市ラ・フェット」は、余市駅から無料のシャトルバスで、ニトリ観光農園に行き、そこで受付をして、歩いてワイナリーや農園をめぐるようになりました。
循環バスではなく、徒歩で行ける範囲になり、巡りやすくなったので、今回は目的のワイナリーに行く事が出来たのではないでしょうか。
北海道の9月としては、日差しも強く、気温も高かったですが、快晴の天気の中で、綺麗な畑を見ながら、そこでつくられたワインを飲むのは、とても気持ちの良いものでした。
余市町もワイナリーが増え、いろいろな変化があったのを確かめる事も出来ました。

余市ラ・フェット2022の発見とこれからの可能性

新しいワイナリーやこれから始まるワイナリーの状況が、どうなっているのかが確認できました。
各ワイナリーの感想は、皆さまがいろんな所でアップされると思うので、私は印象に残った3本のワインを上げてみます。

じきの畑】環 2020 meruru
シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノブラン、グリューナー・ヴェルトリーナーの混醸ワインで、10Rワイナリーで委託醸造されました。
これを飲んで、北海道でもグリューナー・ヴェルトリーナーは可能性があるではないか?と思いました。
まだ生産量が少ないので混醸ですが、将来的には単一での醸造を目指しているようです。
しかし、日本でグリューナー・ヴェルトリーナーのワインをリリースしているのは、エーデルワインのみで、エーデルはオーストリアのベルンドルフと友好姉妹都市なので、オーストリアから苗木が来ていますが、じきの畑はアメリカとイタリアから苗木を取り寄せたそうです。
マイナー品種は苗木を手に入れるのも大変なんですねぇ。

Yoichi LOOP】雪洞 ボンボリ 2021
駅前にあるホテル「Yoichi LOOP」が、三氣の辺を2021年に買収し、フィールドオブドリームス・ワイナリーに屋号を変更し、自社ワインの生産を目指していますが、今回のワインは三氣の辺のブドウではなく、2018年に仁木町旭台に4.0haの農地取得し、伐根開墾を経て2019年6月より苗植えされたケルナーを使ったワインでした。
初リリースで生産本数は約380本ぐらいとのことです。
美味しかったのですが、ブドウが良かったのか、委託醸造先のル・レーヴ・ワイナリーが上手につくったのか分からないので、次のビンテージも飲んでから判断したいですねぇ。
ファーストビンテージだけがすごく良いという事もあるからなぁ。

ル・レーヴ・ワイナリー】GAKU〜楽〜 2021
ル・レーヴ・ワイナリー初のピノ・ノワール単体でのワイン。
余市でピノ・ノワールとえば、【ドメーヌ・タカヒコ】のナナツモリのような、出汁とか紫蘇系などと言われるタイプと【キャメルファーム】や【リタファーム】のような凝縮感としっかりとしたボディのあるタイプにを思い浮かべるが、【ル・レーヴ・ワイナリー】GAKU〜楽〜 2021は、もっとチャーミングで優しいピノ・ノワールで、余市でもこんなピノノワールがつくれるのかと思いました。
しかし、樹齢が若いせいか複雑さやが足りなかったり、ボディが薄いという難点はありますが、これは年月が解決するでしょう。
余市のピノ・ノワールの可能性が、また広がった気がしました。

来年はどんなTシャツになるのだろうか!

今回参加して、変化したところや以前と変わっていないところもあり、いろいろと勉強になりました。
問題点もいくつかありましたが、ソレはアップできない内容なので、どこかで機会があれば話したいと思います。
言える問題点は、
やっぱりあのTシャツはどうなのか?
ダサくない?
もう少し工夫できなかった?
などとは思いました。
でも来年までには、改善されているでしょう!

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