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■ 其の56■ 孤高の成功者について・・羽生君のニュースで思うこと

🔣えっ!と驚いた羽生結弦君のニュースですが、なにか心に引っかかる感じがあります。それが何なのか考えてみました。(余計なことですが、気になるので)

まず、その分野で圧倒的な結果を出している成功者三人を比較してみます。
  
      競技形式    年齢        師匠    友達
羽生結弦   個人   25~30   ?        ?
藤井聡太   個人   45~50   ◎      ?
大谷翔平   団体   35~40      ○         ◎
 

年齢・・トップのレベルで戦うのが厳しくなる or 引退する年齢
師匠・・◎‥親レベルの絶対的な存在としての師匠
    ○‥何かあった時に相談できる頼りになる師匠
友達・・◎‥叱ってくれる友達 (極端な言い方をすれば、薬物で逮捕され
                た時に身元引受人になってくれる友達)
     ○‥気軽に今電話をして30分話ができる友達
         ※友達に関しては全くのイメージです。
 
🔣フィギュアスケートの羽生君・・・団体で行うこともあるが、基本個人競技。 ピークを過ぎたあとも経験を活かして生き残っていける競技ではなさそう。 一線を退くのは一番早い。 何人かのコーチについているため、「この人」という絶対的な師匠がいるかはわからない。 
友達については「?」

🔣将棋の藤井聡太君・・・完全な個人競技。 頭脳勝負で50歳くらいまではタイトル争いが出来そうな世界。 杉本八段という絶対的師匠がいる。 
そもそも将棋以外のことを誰かと話している姿が想像できないので、友達については「?」

🔣野球の大谷選手・・常に仲間と一緒にやる団体競技。 ピークを過ぎても40くらいまでは一線でやっていける。 高校時代の佐々木監督、日本ハム時代の栗山監督といった恩師がいる。 友達については、○はいるだろうし、多分◎もいる気がする。
 
🔣三人とも、自分の選んだ道をストイックに歩んできた結果、その世界で絶対的な存在になれたのだと思います。
が、その中でも羽生君には何か特別な「孤高」を感じます。
正直一番きつそうです。 わたしなど一般人の「孤独」とは景色の違う、トップにいる人が感じる「孤高」です。
 
🔣相手の方が8歳年上だったというのですが、それは、いわゆる「あねさん女房」というのではなく、彼が抱える孤高にとって必要な心のより所やミューズ的存在だったという印象を受けます。 孤高には〔決してネガティブナな意味ではない〕哀しみ、傷み、闇がある気がします。  見た目などの華やかさとのギャップが大きければ、さらに人を惹きつけます。 

🔣マスコミにしろ、個人でストーカーする人にしろ、追い詰めるほど執拗に迫って行ったのは、彼の孤高がもつ言い知れぬ存在感に魅かれていたからでしょう。 
アイドルや俳優の結婚が報じられた際、○○ロスと呼ばれて、インタビューされた女性が「ショックですー、会社休みます」と笑いながら答えている類いとは違う、精神を刺激する要素を羽生君は持っている気がします。

🔣でも、もしそうだとしても、彼には何の問題もないし、追い詰めていい理由にはなりません。 たまに人を見たとき、その人の中に見過ごしておけない「何か」を感じることがあります。 人によってその対象は違いますが、おそらく羽生君には、生々しい闇を持った人々を触発してしまう要素があるのでしょう。
文春がスキャンダルでもないのに追いかけてしまうというのは、知りたいとか、暴きたいと思わせてしまう何かがあるのでしょう。
でもそうならば、尚のこと、そこに触れない世の中であれば良いのにと思います。 だけど人間は正直で醜いです。


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